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スズキ スズキ ジムニーノマド 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2025/08/04

スズキ ジムニーノマドの新型モデル情報を紹介します。スズキ ジムニーノマドの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。スズキ ジムニーノマド新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

スズキ ジムニーノマド新型モデルの概要

スズキ ジムニーノマドは、55年もの歴史を誇り多くのファンに愛されてきたジムニーシリーズで初めての5ドアモデル。2025年1月に発表され、4月3日より発売された。

コンセプトは、「本格的な悪路走破性を持つ5ドア コンパクトクロカン4×4」。ジムニーシリーズの魅力を継承しながら、リアドアの追加やホイールベースの延長などにより、後席の居住性・快適性向上を実現した4人乗り5ドアモデルとなっている。

エンジンはジムニーシエラ(3ドア)と共通の1.5Lガソリンで、駆動方式は4WD。トランスミッションは、5MTと4ATを設定している。グレード構成は、2グレードを設定するシエラに対して、1グレードのみをラインアップする(グレード名称は「FC」)。

高い人気を誇るジムニーノマドの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、見ていこう。

スズキ ジムニーノマドの外観・内装デザイン

ジムニーシリーズ最大の魅力である悪路走破性を維持しながら、合理的で無駄のない機能美のデザインも継承して誕生したスズキ ジムニーノマド。まずは、外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、その個性を見ていこう。

フロントグリルは専用仕様を採用

軽自動車のジムニー、小型車版のジムニーシエラ、それらと同イメージの基本デザインを採用。丸目のヘッドライト、垂直に切り立ったウィンドウなど、佇まいは、本格クロカンモデルのムードにあふれる。

無塗装樹脂のバンパーやフェンダーのプロテクター部品によって、石はねや泥はねがあってもボディパネルには傷がつきにくい。前後バンパー下部を切り上げた形状として、悪路での走破性を高めている。

ジムニーのシンボルである5スロットのフロントグリルを採用するが、ノマドでは、ガンメタリックの塗装とメッキの縁取りを施し、上質感をアップしているのは見逃せないポイントだ。

ボディカラーは、モノトーン仕様、2トーンルーフ仕様を合わせて、6種類から選べる。モノトーンは、セレスティアルブルーパールメタリック、ジャングルグリーン2、アークティックホワイトパール、ブルーイッシュブラックパール4の4色。2トーンルーフ仕様は、シズリングレッドメタリックとシフォンアイボリーパールのそれぞれのルーフをブラックとした2タイプを設定する。

意味あるデザインを踏襲

インパネもジムニー、ジムニーシエラと共通デザイン。必要計器をシンプルに収納した立方体のメータークラスターで、そこに施したヘアライン仕上げは、反射を抑えつつ、硬質感を演出する。

そのほか、手袋をしたままでも操作しやすい大型のスイッチ類や、インパネの助手席乗降グリップなども採用。オフロードといった過酷な環境下での運転のしやすさや操作性にこだわった、機能に徹したデザインを継承した。

ドライバー用の後席パワーウィンドウスイッチは、フロントコンソールボックスに配置。また、リアウィンドウまわりにはトリムを追加し、リアパッセンジャーの快適性を高めてくれている。

スズキ ジムニーノマドのサイズ・室内スペース

小型四輪駆動車であるシエラ(3ドア)の高い完成度を踏襲しながら、ホイールベースを延長して誕生したスズキ ジムニーノマド。機動性の高さはイメージできるが、実際のサイズは取り回しに関係するだけに注目したいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースと、収納についてもチェックしていこう。

コンパクトでスクエアだから扱いやすい

ボディサイズは、全長3890㎜×全幅1645㎜×全高1725㎜。シエラ(3ドア)に比べて全長が340mm長い。またホイールベースもシエラより340mm長い2590mmとなっていて、ホイールベースの延長分がそのまま全長に反映されているボディサイズだ。

ボディが延長されたとはいえ、コンパクトだ。トヨタのコンパクトSUVであるライズと比べて、105mm短く、50mm幅が狭い。いっぽう最小回転半径は、ホイールベースの延長の影響で、シエラの4.9mに対して、5.7mまで拡大。ただ、車両の姿勢や状況を把握しやすいスクエアボディだから、車両感覚が掴みやすいはずだ。

4枚のドアと後席の居住性が魅力

リアドアの追加により後席が格段に使いやすいものに。さらにセンターピラー位置を前方に移動させ、リアシートの形状も工夫することで、乗り降りのしやすさにこだわった。

ホイールベース延長は、後席のスペースの拡大に貢献。後席ヒップポイントを50mm後方に移動することでゆとりあるレッグスペースを実現した。後席ヒップポイントは後方への移動に加えて上方にも20mm移動。床面から座面までの高さが増えて、より自然な着座姿勢をもたらしている。また、シートクッションに厚みを持たせ、後席の左右乗員間の距離も90mm広がったため、長距離でも苦にならない居住性を確保した。

左右独立リアシートリクライニング機構を装備。シエラのような12段階リクライニングではなく、2段階の切り替えだが、スペース自体が広くなったことで十分にリラックスできる空間になっている。

前席のヘッドレストを外して、いっぱいまでリクライニングすれば、フルフラットモードも可能だ。

荷室フロア長が350mm増えて便利に

ホイールベースの延長に伴い、4名乗車時の荷室床面長が飛躍的に拡大。シエラに対し350mm伸び、590mmの床面長を実現している。荷室容量は、シエラの59Lから211Lにまで増え(152Lの増加で)、4名での旅行などもこなすスペースとなった。

また、リアシートは背もたれの前倒しが可能。キャンプ道具などの積載も可能にしているので、2名乗車ならたっぷり積めるスペースとなり、3名+荷物という積み込み方もできるから目的に応じてアレンジできる。荷物の滑りにくいカーペットを採用した荷室になっているのも注目したいポイントだ。

センターコンソールトレー、センターコンソールドリンクホルダー(2個)、フロントドアポケット、助手席シートバックポケットなど、小物収納は限られたものにとどまる。

スズキ ジムニーノマドの性能・燃費・装備

スズキ ジムニーノマドは、本格的な四輪駆動車の機能と走破性を誇るジムニーシリーズの優れた性能を継承する。ここでは、搭載エンジンに加え、ランニングコストに関連する燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。

ラダーフレームをノマド用に新作

FRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションなどの車体構成を継承。ジムニーシリーズの特徴であるラダーフレームをノマド用に新作し、重量増加に対して必要な剛性を確保した。

厳しいオフロードでの高い走破性能はジムニーシリーズの大きな魅力。210mmの最低地上高に加えて、アプローチアングル・ランプブレークオーバーアングル・デパーチャーアングルからなる対障害角度を十分に確保し、厳しい環境であってもバンパーやアンダーボディが障害物に接触しにくいよう、綿密につくり込んだ。

搭載エンジンは、シエラと共通の1460cc直列4気筒DOHC16V。最高出力は75kW(102ps)/6000rpm、最大トルク130Nm/4000rpmを発揮する。トランスミッションもシエラと共通だが、ATは強度アップを図っている。また、フロントブレーキにベンチレーテッドディスクを採用した。タイヤサイズはシエラと同じ195/80R15。ホイールベースの延長で、直進安定性や操縦安定性も高まっている。

先進予防安全技術を標準装備

デュアルセンサーブレーキサポートを搭載して登場したシエラに対して、ノマドは、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートを搭載。AT車には、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能を採用した。また、高速道路での運転をサポートするアダプティブクルーズコントロール(ACC)もAT車に装備している。

そのほか、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、⾞線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシストなどを全車に標準装備している。

WLTCモード燃費は14.9km/L(MT)

軽量・コンパクトな設計を実現し、燃費性能にも優れたK15B型エンジンを搭載。WLTCモード燃費は、MTが14.9km/L、ATが13.6km/Lだ。

車重100kg軽いシエラと比較して、MTで0.5km/L、ATで0.7km/Lダウンにとどまる。658ccターボエンジンを搭載する軽自動車のジムニーと比較すると、MTで1.7km/L、ATで0.7km/Lのダウン。購入検討時は慎重に考えつつも、室内の居住性や4ドア化などによる大きなメリットを考えれば、きっと納得はできそうだ。

燃料タンク容量は、シエラやジムニーと共通の40Lを確保。使用燃料はレギュラーガソリンだからそれらは助かる部分だろう。

快適アイテムを標準装備

アルミホイールや、LEDヘッドライト、ヘッドランプウォッシャー、本革巻きステアリングを標準装備。パワーウィンドウ、パワードアロック(バックドア連動)、フルオートエアコン、キーレスプッシュスタート、シートヒーター(運転席と助手席)、リアシートヘッドレスト、電動格納式リモコンドアミラー、スモークガラス(リアまわり)などの快適アイテムを標準だ。

フロント間欠ワイパーの時間調整機能、リアフォグランプ、運転席シートバックポケット、リアのスピーカーなどは、シエラには装備されないノマド専用のアイテムとなっている。

スズキ ジムニーノマドおすすめポイント要約

ジムニーやジムニーシエラもデビュー直後から非常に高い人気を持っていたが、ジムニーノマドも圧倒的な人気を誇る。ノマドのデビューは2025年1月30日に正式発表されたが、直後の2月3日に「注文停止」を発表。これは、デビューから4日後のことで、販売計画台数(月間 1200台)を大きく超える約5万台の注文が入っていることも伝えられた。

これぞ機能美と言える意味のあるカタチで構成されたデザイン、本格的な優れた走破性、タフなイメージなど、その魅力を数え上げたら切りがないジムニーシリーズ。しかし、居住性や乗降性の面でファミリーカーとしては役不足の面もあった。そこに5ドアが登場して多くの支持を集めたに違いない。

MTで265万1000円、ATで275万円の新車プライスは、軽自動車のジムニーの最上級グレードのXCと比較して70万円以上高く、ジムニーシエラの上級グレードのJCと比べても55万円以上高い価格となっている。

なお、中古車は、デビューから間もないため、当分は台数が少なく、また、プレミアム価格が続くことも予想される。そのあたりも含めて検討を進めてみたい。

スズキジムニーノマド 2025年4月発売モデル

FC

価格 265万円
排気量 1500cc
駆動方式 パートタイム4WD
最高出力 102 ps(75 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(13.3 Nm)/4000rpm
乗員 4名
燃費 -

FC

価格 275万円
排気量 1500cc
駆動方式 パートタイム4WD
最高出力 102 ps(75 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(13.3 Nm)/4000rpm
乗員 4名
燃費 -

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