アグレシッブなライディングをアメリカンVツインクルーザーでも!! ハーレーだってスポーティに! シチリア島で体感、フルフェイス派クルーザー乗り待望のハイグリップタイヤ【メッツラー クルーズテック】
- 2019/05/07
- 青木タカオ
METZELER CRUISETEC……オープンプライス

クルーズテックを装着した試乗車はハーレーダビッドソンの「アイアン1200」や「ファットボブ」、インディアン「スカウト」など、現行のハイパフォーマンスクルーザーたち。メッツラーの開発陣がアテンドしてくれたテストコースは石畳の旧市街を抜け、高速道路、そして山岳路へと至りましたが、大半がワインディング。旋回性能を確かめて欲しいという意思表示であり、自信のあらわれでしょう。
味わい深い大排気量Vツインエンジンの鼓動を堪能しつつ、ノンビリ流すのがクルーザーをたしなむ方法のひとつであったはずですが、そんなことはお構いなしに先導車はスロットルをワイドオープンにし、豪快にコーナーを駆け抜けていきます。
ハイペースのままカーブを曲がりますが、タイヤが路面をしっかりグリップし、安心したまま右へ左へカーブを抜けていけるのでした。

まずコーナーエントリーがスムーズでクイックです。ヘビーになりがちなクルーザーの初期旋回ですが、前輪のトレッドパターンを細かく刻むことで、車体がシャープに寝ていくことを実現しています。
バンク中はしっとりとした接地感が伝わり、食い付きの良さが走りに余裕をもたらすのでした。リアはコンパウンドをセンターとショルダーとで分け、長い距離を走っても中央だけが極端に擦り減ってしまうことを抑止。均一性のある摩耗で、軽快なハンドリングを維持する構造としました。
ノイズや微振動がなく、高速巡航も快適。直進安定性も高いレベルで確保され、衝撃吸収性にも優れます。縦方向のバネがハード傾向にあるクルーザー用タイヤですが、クルーズテックはソフトで乗り心地が良く、疲れにくいのも好印象です。
高いウェット性能もクローズドコースでたしかめた

最後はタップリと水がまかれたクローズドコースにて、ウェット性能もテストさせてもらえました。排水性に優れるトレッドパターンと耐候性の高いコンパウンド配合により、濡れた路面や冷間時にも強く、天候の変化で性能を著しく低下させないタフなタイヤであることがわかります。

身のこなしが軽く、バンク時や直進時の安定性や快適性を向上。停止距離を短縮し、雨にも強い。クルーザー乗り待望のスポーツツーリングタイヤは、最新Vツインクルーザーに対応するラジアルおよびバイアスプライタイヤをラインナップし、日本では2019年7月より発売予定です。
■CRUISETEC(クルーズテック) 価格:オープンプライス
●フロント
MT90B16 TL 72H
130/90B16 TL REINF 73H
150/80-16 TL 71H
130/80B17 TL 65H
130/70R18 TL 63H
100/90-19 TL 57H
110/90-19 TL 62H
120/70ZR19 TL (60W)
130/60B19 TL 61H
MH90-21 TL 54H
120/70B21 TL REINF 68H
●リア
MU85B16 TL 77H
MT90B16 TL 74H
130/90B16 TL REINF 73H
150/80B16 TL REINF 77H
180/60R16 TL REINF 80H
180/65B16 TL REINF 81H
180/70B16 TL REINF 77H
200/55R16 TL REINF 77H
160/70B17 TL REINF 79V
200/55 R17 TL REINF 78V
150/70B18 TL REINF 76H
180/55B18 TL REINF 80H
180/55ZR18 TL (74W)
240/40VR18 TL (79V)
260/40VR18 TL (84V)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。ハーレー専門誌では編集長も務め、アメリカンクルーザーは特に造詣が深い。写真左はメッツラー2輪タイヤ開発責任者のサルヴァトーレ・ペニーズィ氏。
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