正体不明なKTMのフラッグシップをサーキットまで自走し徹底検証!! バイクの“GT=グランツーリスモ”は何がすごい!? 今さら聞けないので乗ってみた【KTM 1290 SUPER DUKE GT 試乗インプレ】
- 2019/05/17
- 青木タカオ
1290 SUPER DUKE GT ディテール解説

19年式ではフロントマスクを刷新。ヘッドライト中央のアルミ製ヒートシンクには、6つの超高輝度LEDが備わります。また、タンクスポイラーには曲がる方向を明るく照らすLEDコーナリングライトが埋め込まれ、旋回時はこれが目立っていました。手動で上下動させることができるウインドシールドは、片手での高さ調整が可能です。

トラス状に組み上げたクロモリ鋼パイプフレームによる軽量な車体に、ハイパワーなLC8エンジンを搭載。1301ccの排気量は、KTMのラインナップ中最大となります。

LC8エンジンは、改良されたレゾネーターチャンバーとチタニウムインレットバルブ、そして新しいマッピングによって最高出力173PS、最大トルク141Nmを発揮します。

低回転での滑らかなパフォーマンスに加えて、2019年モデルではクイックシフター+の追加により、クラッチ操作なしでスムーズなシフトアップ&ダウンを可能としました。

灯火類をLED化したスタイリッシュなテールセクション。タンデムでのツーリングも想定し、パッセンジャー用のグラブバーも備えています。

マスの集中化に加え、バンク角を稼ぐように持ち上げられたマフラーや、片持ちのスイングアームが軽快感を強調するリヤビュー。OEM装着されるタイヤはピレリの「ANGEL GT」です。しっとりとした接地感とヒラッとした軽快性が同居し、スピードレンジが上がっても落ち着いた安定感があります。写真のタイヤはピレリ「DIABLO SUPERCORA SP V3」で、サーキット走行用に履き替えました。その試乗インプレッションはコチラ(https://motor-fan.jp/article/10009417)へ。
タイヤ交換をお願いしたのが、関東圏最大規模を誇るKTM正規ディーラー「KTM TOKYO EAST(KTM東京東)」。ストリートモデルを中心に全ラインナップの常設展示を基本とし、高品質のKTMユーズドバイクが多数ディスプレイされていました。
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。
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