サーキットに主眼を置いたスーパースポーツとは一線を画したフルカウルのリッターロードスポーツ、その魅力とは!? 新型カタナの“中身”、「GSX-S1000F」はベタ褒めすべき万能モデル/スズキ
- 2019/07/15
- 青木タカオ
ストリートでエキサイティングなライドフィール

サーキット向けの「GSX-R1000」をストリート向けに徹底追求し、新開発した「GSX-S1000F ABS」。新型「カタナ」のベースモデルに選ばれるのもナットクの完成度の高さです。
まず、常用回転域となる低中速域のトルクが太く、アクセルをワイドオープンすれば強烈なほどに刺激的な加速力を味わえますが、スムーズで扱いやすく熟成されたエンジンであることがわかります。
心臓部となる並列4気筒DOHC4バルブは、スーパースポーツ用エンジンにしてはロングストローク設計でトルク重視の2005〜08年型「GSX-R1000」用のパワーユニット。ストリート向けにピストンやカムなどをつくりなおしてリチューンしたものです。
ただ単にスーパースポーツのエンジンをそのまま使ってセッティング変更したりパワーダウンするだけでなく、ベースとなるパワーユニットを歴代モデルの中から選びなおし、再設計し最適化。手をかけて開発したエンジンは上質感もあり、熟成の域に達しています。

「GSX-S1000 ABS」も乗り比べましたが、ライドフィールは大きく変わりません。もちろん車体重量に5kgの差があり、前後サスペンションのセッティングは変更され、“F”に落ち着きを感じますが、エンジンのピックアップなどはほとんど一緒と言えそうです。
ネイキッドとフルカウルとで味付けを大きく変えがちですが、このバランスに優れるオールマイティさは手を加える必要がないと開発陣は判断したのかもしれません。
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