国内の安全基準をクリアした「PSCマーク」「SGマーク」などの意味をチェック 自転車用や工事用ヘルメットでバイクを運転!はナニ違反?【安全規格のオハナシ】
- 2019/07/18
- MotorFan編集部 北 秀昭
◆その他のマークをチェック!
国家規格の定番「JIS規格(日本工業規格)」
国内のバイク用ヘルメットの場合、「JIS規格」のマークは、一般的にヘルメットの内側に貼付されています。
バイク用ヘルメットには、「衝撃吸収性試験」「耐貫通性試験」「あごひも試験」「ロールオフ(回転離脱性)試験」などを実施して安全性を徹底している。
2017年4月、上記「PSCマーク」のPSC安全基準が改正。現行のJIS規格の基準と同等になり、すべてのヘルメットが、「JIS規格」レベルの安全性を要求されるようになりました。
最上級の国際規格「SNELL(スネル)規格」
「SNELL(スネル)規格」は、ヘルメットの安全性確保のために活動を行っている、アメリカの「スネル財団」という民間の試験機関によって定められている任意の規格で、国が定める強制規格(取得しなければ販売できない規格)ではありません。
「SNELL(スネル)規格」は、“世界で最も信頼できる、最上級の国際規格”として有名。衝撃吸収性試験では、他規格よりも高い位置からヘルメットを落下させるほか、「JIS規格」と同様に、同一ポイントに対して2回衝撃を加えるなど、比較的高いエネルギーに対して厳しい試験となっているのがポイントです。
この「SNELL(スネル)規格」の特徴は、「5年ごとに規格が見直され、その度に厳しくなる」という、他にはない制度を設けていること。
これは、「最大可能な防護こそ、望ましい最終的なゴールである」という前提の下、「テスト条件を設定する際にも、最もシビアな条件を採用する」というフィロソフィー(原理)に則ったもの。
国内のレース出場には必須ともいえる「MFJマーク」
MFJの公認レースに参加するには、それに適合していることを示す「MFJマーク(公認または特選)」が表示されたステッカーが貼り付けられたヘルメットを着用することが義務付けられています。
「公認」の安全基準は「JIS」に準拠しており、ロードレースに関しては、さらに「3kgの鋼製ストライカを300cmの高さから落下させ、ストライカ先端が人頭模型に接触してはならない」という内容が追加で課せられているのが特徴です。
正しい知識を得て、ヘルメットを選ぼう

一口に「バイク用ヘルメット」といっても、様々な規格や要件があり、目的や用途によっても、必要となる機能や性能に違いがあります。
しかしもっとも重要なのは、ライダー自身が安全のため、正しい知識を持って、自分に合った製品を選ぶことが大切。
正しいヘルメット選び=自分自身を守ることなのです。
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