世界にたった5台の超希少モンキー! カウルもピストンも早矢仕/ホンダ
- 2019/07/22
- MotorFan編集部

ひとたび、カスタムの世界に足を踏み出せば、ホイールの素材、外径、太さはよりどりみどりで、それに合わせるスイングアームのラインナップも無尽蔵。シリンダーヘッドやカムシャフトなどエンジンパーツまで自在に交換できるとあって、モンキーのカスタムスタイルは100億通り言われているとかいないとか。
そんなモンキーに惚れ込んだオーナー集まるイベントが2019年に開催された「第12回モンキーミーティングin多摩」である。
REPORT●増田満(MASUDA Mitsuru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
そんなモンキーを愛する人たちが年に一度集まるイベントが、モンキーミーティングだ。東京サマーランドの第二駐車場を舞台に、今年で12回目の開催になったモンキーファンのお祭りである。多摩テックの遊具だったZ100から、大きくなった現行モデルまで、モンキーユーザーなら誰でも参加できる交流会。古いモデルならオリジナリティが重視されるけれど、70年代から90年代くらいまでのモデルならチューニング度合いや洒落っ気あるカスタムが人気。どんなスタイルであっても参加者の共通項はモンキーだから、自由に楽しむ姿を微笑ましく迎えてくれる。型にハマった楽しみ方ではなく、自由自在な空気がそこにはあるのだ。モンキーに乗りたいと思ったら、一度は見学して欲しいミーティングなのだ。
早矢仕パーツを多数投入!

1970年代末に現れたフルカウル・モンキーをご存知だろうか? 当時はモンキーのチューニングが流行して、カスタムばかりでなくレースでもモンキーたちが大暴れした。多くのパーツメーカーが新製品を発売するなか、後発メーカーとして早矢仕が加わる。R889ピストンを開発して85ccボアアップキットを発売した。と同時に、なんと限定5キットでレーサーカウルが発売されたのだ。
この貴重なフルカウルを奇跡的に手に入れ、4Lモンキーをチューニングして合体したのが、このマシンだ。マシン自体も当時の早矢仕製パーツでカスタムしてある。エンジンはR889ピストンとシリンダーによる85cc仕様でインマニやキャブレターも早矢仕製。テレスコタイプのフロントフォークや黄色いコイルが巻かれたリヤショック、前後ホイールも早矢仕製で統一しているのだ。わずかにアルミ・スイングアームがSP忠男製、バックステップがレガスピード製となるが、ここまで早矢仕のパーツを集めた努力には頭が下がる思いだ。完成したマシンは、5キットが発売された当時に考えられたコンプリート・レーシングマシンといっていい内容になっている。
ここまでできたのは、オーナーのポンポン船長さんが長年モンキー趣味を続けてきた努力の結果。フルカウルは車体と別に保管されていたもので、組み上げるのを断念した方から譲り受けたもの。そこから執念で早矢仕製パーツをかき集めてきたのだ。すでに5キットすべてが残っているとは考えられない今、70年代のモンキーブームを伝える貴重な歴史遺産なのだ。





巻頭特集「だからカブでいいのだ」
▸清水草一が往く“昭和・バカボン”ツーリング
▸最新パーツどたばたテスト
▸カスタムサンプル大量捕獲
・NSR250R マニアが頼る用品店突撃
・YZF-R25&GSX-R125 最新マフラーテスト!
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