畑を借りて、自分専用バイクコースを作ってみた。／休耕地スクランブル♯2

2019/07/28
MotorFan編集部

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⑤スーパーカブ50　コースとのマッチ度100％!!

　田舎ではどの家庭にもある（未確認）スーパーカブ。現役で動いてなくても、納屋の軒下に毛布をかぶって置いてあったりしますね。最もカントリーライフに合う乗り物と言えばコレですよ。ということでカブでも走ってみました。
これが意外や良い！特にPWから乗り換えたこともあってか、まず窮屈さがないし、前後17インチだからPWのようにハンドリングにシビアさもない。用意できたカブは走行５万kmのボロということもあってパワーは全然なかったものの、１速、２速を駆使すれば楽しく走れなくもないし、直線からのブレーキングで２速から１速にたたき込めばリアが面白いように流れてスライド／ドリフトも楽しめる。走るね！カブ！
カブならまず壊れることがないというのも魅力だし、スペアパーツ（なんていうものが必要かどうかはともかくとして）の心配だってない。将来的に友達と追いかけっこできるようなことになっても「CRM80を用意してください」というのはハードルが高いけど「家にあるカブを持っておいでよ」ならばかなりお手軽だし、自分で複数台を用意するのだってカブだったらできそうだ。

コレだな！休耕地スクランブルのオフィシャルマシンはカブに決定です。

意外や良く走るカブ。全てにおいて無理がない感じがイイ。走りも維持も入手のしやすさも。長身の僕でも窮屈さがなく楽しめるのもポイントですね。さすが世界のカブ。ちなみに50です。

コースを改める

　さっきも少し書きましたが、普通はコースに合わせてバイクのセッティングを変えていき、乗りやすくしたりタイムを出しやすくしたりするわけですが、なんせ私設コースなのでコースの方のセッティングが変えられちゃうわけです。
　今回、コースはけっこう良くなりました。まずは「篠竹地獄」のシノはかなりしつこく短く切っているので、以前ほどパンクしそうな感じはなくなってきました。またそのちょっと手前の「デコボコブレーキング」、ここは250ccクラスだと全然気にならずむしろフィーチャーとして良かったけれど、CRM80以下のサイズのバイクだとちょっと嫌になるぐらい振られるため、デコボコを埋め直してもう少し走りやすくすると共に、デコボコブレーキング直後の桐の木の横はグイッと一段高くなってて、PWやカブではガチャン！と激しい衝撃があったためこれも均しました。

ならすって簡単に書いちゃいますが、スコップでほじくり返して、こんなもんかな？なんて言いながら整えて、仕上げにグイグイ踏んづけて固めるって作業は、何カ所もやってると相当な重労働！ま、急いでやることもないから畑のメンテナンスと並行してちょっとずつやるか。

梅だけでなく上から垂れ下がってた、これはクヌギかな？も切り落としました。ぶら下がってるとそんなに大きく見えなくても、実際に切り離すと枝って大きいですよね！

直後のパイロンは今回設置せず。またコースアウトの所のつつじの木は外側ではなく内側を通ったので、今回についてはほぼオーバルですね。

　……と、こんな調子でコースは熟成されてきているんですが、この度オフィシャルマシンがカブに決定したため、さらに「カブで走って楽しめる」コースを目指していきたいと思います。
　次号では「休耕地スクランブルにおけるカブの優位性」と「カブ・休耕地スクランブル仕様の製作」を展開する予定です。

おまけ：畑通信

　ジャガイモストレートの由来になったジャガイモ畑は無事に収穫して毎日ジャガイモ料理ばかり食べています。今絶好調なのは豆とキュウリとバジル。豆とキュウリなんて朝晩収穫しないとどんどん大きくなっちゃう！バジルも凄いので、ニンニクと松の実とオリーブオイルでジェノベーゼソースを大量に作りました。あっ、初ナスもできてる！　スクランブルも楽しいですが、家庭菜園も楽しいナァ。バイク（及びコース管理）で汗かいてキュウリをバリッと食べるのです！