新ライダーサポート安全技術「REFLEXTMディフェンシブライダーシステム」をツーリングモデルとトライクに搭載(*1) ハーレー、復活の『ローライダーS』はじめ、全32モデルを8月22日より一斉発売
- 2019/08/24
- MotorFan編集部

ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社は、本日に米国で初公開したソフテイルファミリーの新モデル『ローライダーS』(写真)をはじめ、2020年モデルのモーターサイクルとトライク全32モデルを、8月22日(木)より全国のハーレーダビッドソン正規ディーラーで予約販売する。
新型『ローライダーS』は、国内11モデル目の新ソフテイルファミリーだ。ソフテイルのシャーシに加えMilwaukee-Eight®114エンジンを標準搭載し、アグレッシブなライディング用に調整されたプレミアムサスペンション・コンポーネントによって強化され、パワフルで俊敏性の高いニューモデルとして誕生した。1980年代のローライダーモデルにルーツを持つ、ブラックアウト仕上げが特長的な『ローライダーS』は、直径1インチのモトクロススタイルハンドルバーを4インチのハイストレートライザーに取り付け、アクティブなライディングポジションを提供する。ミニフェアリングがヘッドランプを囲み、バックソロシートは激しい加速下でもライダーを保護できるよう形作られている。
また、一部を除く2020年モデルのツーリングファミリーとトライクには、ハーレーダビッドソンの新たなライダーサポート安全技術である、REFLEXリフレックスTMディフェンシブライダーシステム(RDRS)を搭載。この電子制御システムは、加速時の後輪の空転を防止するトラクションコントロールを含み、路面状態が悪い場合や緊急時にライダーの車両制御と安全をサポートする。
2020年モデルのハーレーダビッドソンは、従来の『ロードグライドウルトラ』からツーリング性能を強化して生まれ変わった『ロードグライド リミテッド』、限定生産でハーレーダビッドソンのスタイルとデザインの最高峰であるCustomVehicle Operations初のトライク『CVOトライグライド』など、ライダーを惹きつける全32モデルのラインナップを展開する。
ハーレーダビッドソン・ローライダーS……2,396,520円〜
新『ローライダーS』のソフテイル・フレームは最大限のパフォーマンスを発揮するための基盤としてデザインされ、剛性を犠牲にすることなく重量を軽減し、完全にモダンな乗り心地でハードテールのクラシックな外観を維持するように最適化している。堅固に取り付けられたMilwaukee-Eight® 114 エンジンも、強力な加速と応答性の高いハンドリングとブレーキ性能を提供するプラットフォームに貢献している。
『ローライダーS』のアグレッシブな外観を象徴するのがブラックアウト仕上げだ。パワートレイン、プライマリカバー、タンクコンソールは「リンクルブラック」に、ダービーカバー、インテーク、下部ロッカーカバーは「グロスブラック」に仕上げられている。
マフラーと排気シールドは「ジェットブラック」に、フォーク、トリプルクランプ、ライザーとハンドルバー、リアフェンダーサポートは「マットブラック」にカラーリングされ、LEDレイバックテールランプにはスモークレンズ付き。 5ガロンのソフテイル燃料タンクには、象徴的なハーレーダビッドソンのグラフィックを採用しています。鋳造アルミニウムホイール(前19インチ、後16インチ)は、ダークなコンポーネントとの魅力的なコントラストのために、「マットダークブロンズ」で仕上げられている。
■「ローライダーS(Low Rider® S)」価格・国内仕様車主要スペック

■車両本体価格(消費税8%込):『ビビッドブラック』:2,396,520円、『バラクーダシルバー』:2,438,640円
※消費税率改定以降の価格は価格一覧を参照
■全長×全幅×全高:2,355x850x1,160mm
■シート高(*無負荷状態):690mm
■最低地上高:120mm:
■ホイールベース:1,615mm :
■車両重量:308kg
■レーク・トレール:28・145mm
■フュエルタンク容量:18.9L
■フロントタイヤ:19”Michelin®Scorcher® “ 11 ”110/90B19,62H,BW
■リアタイヤ:16”Michelin®Scorcher®“11” 180/ 70B16,77H,BW
■フロント・リアブレーキ:フロント…固定4ピストン、リア…フローティング2ピストン
主要装備:
■Milwaukee-Eight® 114(排気量:1,868cc)
■43mmシングルカートリッジ倒立フロントフォーク
■ABS
※「ローライダーS』の仕様に関する詳細は公式サイトをご覧ください。
■2020モデルから採用の新機能、REFLEXTM ディフェンシブライダーシステム(RDRS)とは?
2020年モデルのツーリングファミリー(*1)とトライクには、トラクションコントロールを含むハーレーダビッドソンの新たなライダーサポート安全技術「REFLEXリフレックスTMディフェンシブライダーシステム(RDRS)」を搭載(*2)。このシステムは、加速・減速・ブレーキング中にモーターサイクルの性能を利用可能なトラクションに制動しながら、ライダーが車両を制御するのを支援するよう設計された新しいテクノロジーのコレクションで、特に路面状態が悪い場合や緊急時に効果を発揮する。
【コーナリングエレクトリックリンクブレーキ(C-ELB)】
この機能は、ライダーがハンドレバー(フロント)またはフットペダル(リア)のブレーキコントロールを使用するときに、両方の車輪にブレーキ力を適用。これにより、多くのライダーのブレーキ性能が向上し応答性が高まり、さまざまなブレーキアプリケーションの下で、よりバランスのとれたフロントブレーキとリアブレーキを可能にする。このシステムは、ライダーがより強いブレーキをかけているときに多くのリンクを提供し、軽いブレーキと低速ではリンクを削減または排除される。リンクされている場合、フロントブレーキレバーのみを適用すると、システムはリアにブレーキをかける。リアブレーキペダルのみを適用すると、システムは左フロントキャリパーにもブレーキをかける。C-ELBは、モーターサイクルのリーンアングルまたはトライクの横加速度を考慮される。
C-ELBは、コーナリング中にブレーキをかけるときにフロントブレーキとリアブレーキの間のブレーキ圧の比率を変更し、ライダーの意図したパスを維持するためにモーターサイクルの能力を向上させる。
【コーナリングABS(C-ABS)】
アンチロックブレーキシステム(ABS)は、ブレーキがかかった状態で車輪がロックするのを防ぐよう設計されており、直線的で緊急の状況でブレーキをかけるときにライダーがコントロールを維持できるようにする。 フロントブレーキとリアブレーキで独立して動作し、ホイールを回転させ、制御不能なホイールロックを防ぐ。C-ABSは従来のABSの変形であり、モーターサイクルのリーンアングル、またはトライクの横加速度を考慮している。コーナリング時に車輪のスリップを制限するために必要なブレーキ圧は、通常、直線運転で必要な圧力よりも低くなる。
【コーナリングトラクションコントロールシステム(C-TCS)】
コーナリングトラクションコントロールシステム(C-TCS)は、直進時またはコーナリング時や加速時に後輪が過度に回転するのを防ぐよう設計。 C-TCSは、雨天、突然の予期せぬ路面の変化、または舗装されていない道路での走行により、利用可能なトラクションが損なわれた場合に、ライダーをサポートする。ライダーは、2つのトラクションコントロールモードのいずれかを選択可能だ。通常モードは、乾燥した路面に最適化されている。レインモードは濡れた路面に最適化。またシステムの電源を切ることもできる。 C-TCSの動作も、リーンアングルに基づいてコーナリングするときに調整される。
【ドラッグトルクスリップコントロールシステム(DSCS)】
DSCSは、通常、ライダーが急激なダウンシフトギアチェンジを行ったり、濡れた路面や滑りやすい路面で減速したりする場合に発生する減速時の過度な後輪スリップを減らすよう設計されている。 DSCSは、減速中に過度のリアホイールスリップを検出すると、エンジントルクの供給を調整して、リアホイールの回転速度を走行速度により良く一致させることができる。
【ビークルホールドコントロール(VHC)】
VHCは、ライダーがブレーキを解除した後でも、モーターサイクルが停止した時、急坂での一時停止時や、駐車場からの急な下り坂などで、車輪の過度な転がりを防ぐサポートをしてくれる機能だ(ツーリングモデルのみ)。
(*1):『ロードキング』と『エレクトラグライド スタンダード』を除く2020年モデルの全てのツーリングモデルとトライクに標準搭載
(*2)免責事項:利用可能なトラクションは、道路/タイヤのインターフェースによって決まります。 RDRSにバンドルされているシステムは、タイヤの力が利用可能なグリップを超えないようにするために、ブレーキ圧またはパワートレイントルクのみを調整できます。 これらの技術には、グリップを高めたり、ライダーがブレーキやスロットルをかけなかったときに介入する機能はありません(たとえば、クラッチを切った状態でコーナーを走行する、など)。 またRDRSは、四輪(自動車)の自動車安定性制御とは異なり、車両の方向に直接影響を与えるシステムではありません。 最終的には、ライダーがステアリングとパスの修正を行う必要があります。
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