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復活を果たし新型となったW800は「STREET」と「CAFE」の2機種をラインナップ。一体どこが違うのか!? 【どちらが買いか】新型W800「ストリート」と「カフェ」を比べてみた。

  • 2019/06/17
  • 青木タカオ
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ブラックエンジンの仕上げもよく見ると違う!!

W800 STREET
W800 CAFE

 ベベルギヤ駆動のカムシャフトをはじめ、クラシカルな造形美を感じさせる空冷バーチカルツインは、先代より最高出力を4PSアップし52PSに。アシスト&スリッパークラッチも搭載され、よりスポーティなライドフィールを実現しています。
 ブラックアウトされたエンジンもまた重要なデザイン要素であり、カフェではベベルギヤカバーをシルバー仕上げにし、アクセントとしているのが大きな特徴です。

W800 STREET
W800 CAFE

 ストリート用の前後に長いタックロールシートは、前部を絞ることで足つき性にも優れ、シート高も770mmとカフェより20mm低くなっています。座面もゆったりと広く、ライダーと後部座席に座るパッセンジャーの間に充分なスペースが確保されました。

 一方でカフェ用は、スタイリッシュな段付きシートです。ダブルテクスチャーでステッチも美しく、カスタムが施されているかのよう。もちろん2人乗りも快適にでき、両車ともタンデムグリップが握りやすい位置に付いていて、ロープやツーリングネットのフックを掛けるのにも役立ちそうです。

W800 STREET
W800 CAFE

 サイドカバーはスチール製とし、金属ならではの質感が見る者の目を惹きつけます。塗装色も分けられ、差別化が図られているのが嬉しいかぎり。細部にまで妥協は一切ありません。

 両車ともリヤサスペンションはコンベンショナルなツインショック式で、スプリングプリロード調整機構を備えています。剛性の上がったシャシーに合わせ、前後サスもコシのあるハード寄りにセッティングが最適化されていました。

 Wのマフラーはこうでなければならないと主張するかのような、滑らかな曲線と長く伸びる直線で構成されたシンメトリーな2本出しマフラー。シンプルかつ美しいクラシカルな形状から、力強いサウンドを奏でます。排気系も両車共通です。

 テールエンドもブレーキレンズの形状などからWだとすぐに分かる伝統的なスタイルです。シンプルでいながら、クラシカルなプロポーションにマッチし、リアビューもまた美しいのでした。

 細部が分かると、それぞれの乗り味が気になってきます。さぁ、両モデルの試乗レポートはこちらへ!!

カワサキW1オーナーが、新型「W800」を堪能してみた。

【見た目以外も魅力アリ】Z900RSに続き、新型「W」もCAFE! W800カフェに乗った。

レポーター:青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。愛車のうちの1台にカワサキW1SA(1971年式)があり、四半世紀にわたって所有している。

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