SUBARU XV Advance Driving Impression スバルXV 選ぶべきはe-BOXERかコンベの2.0ℓか? 550km走って燃費と走りで考えた
- 2019/06/18
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MotorFan編集部 鈴木慎一
荒天だと白線の認識はなかなかしてくれなかった。ステレオカメラだけで、高度なドライバーアシストを実現しているスバルのアイサイトは、いつだってすばらしい。なんといっても、プリクラッシュセーフティブレーキ/AT誤発進・後進抑制制御/全車速追従機能付クルーズコントロール/アクティブレーンキープなどなどなどの機能をレーダーなしで成立させているのだ。
とはいえ、ユーザーにとっては、ステレオカメラだけだろうと、レーダーを使うおうと、3眼カメラを使おうと、LiDARを使おうと、結局はリーズナブルな価格で充分な性能の先進運転支援機能があればいいわけで、その意味では、数年前までほどの優位性はいまのアイサイトにはないように感じた。要するに周りのレベルがグッと上がってきたというわけだ。
今回の試乗で感心したのは、白線を認識できなったときに「いまできてません。ロストしました!」という通知がドライバーにとって非常にわかりやすいということだ。
高速道路を100km/hで巡航しているときのエンジン回転数は約1500rpm。静粛性も高いので高速ドライブは快適だ。車重が重い(コンベのモデルより110kg重い)ことがよい方に出て、乗り心地もいい。
スイッチ左側の上・中で前走車との車間距離を設定する。エンジンを切っても設定が維持できるのがいい。右の上がACCのON/OFFスイッチ。中央のレバーがRES/+、SETー(クルーズコントロールがONの際に車速を加減速できる。上げると加速、下げると減速となる)。右中がレーンキープのON/OFF。右下のS/Iスイッチが、ドライブモード(スポーツ/インテリジェント)の切り替え。今回はほぼ「I」で走った。ECO-Cは、ACCを使って高速巡行している時に、e-BOXERのモーター出力を最大限に活用して燃費運転する機能だ(広報車を返却してから調べました)。
今回走った547kmの内訳は、高速道路6割、郊外路1割、市街地3割といったところだった。高速道路走行の7割はACCをセット(80~100km/hで)して走ってみた。
燃費データを先に書いておくと
14.6km/ℓ
だった。この数値を、いいと感じるか、物足りないと感じるかは人それぞれだが、筆者は少し物足りないと思った。JC08モード燃費19.2km/ℓに対して達成率が76%だから、まぁまぁとも言えるが、取り立てて飛ばしたわけでもなく、高速道路主体のドライブで14.6km/ℓは、「モーター付」「マイルドハイブリッド」のモデルとしては期待値を下回っていると思う。e-BOXERの燃費改善効果をオーナーが明確に感じることはないのではないだろうか?
ちなみに、XV AdvanceのWLTCモード燃費(JC08より実燃費との乖離が少ないとされる)は
WLTCモード燃費:15.0km/ℓ
市街地モード:11.5km/ℓ
郊外モード:15.5km/ℓ
高速道路モード:16.8km/ℓ
だ。ほぼWLTCモード燃費と同じ実燃費なのだから、実力通りの燃費データが採れたわけだ。
ちなみに、ちなみに、新型マツダ3(2.0ℓガソリン FF 6AT)のWTLC燃費は
WLTCモード燃費:15.6km/ℓ
市街地モード:12.1km/ℓ
郊外モード:15.8km/ℓ
高速道路モード:17.7km/ℓ
である。AWDが燃費に不利なのは重々承知だが、それでもモーター+バッテリーを搭載するハイブリッドなのだから、燃費はもう少しいってほしい。
追記しておく。547km走って、おそらく平均速度は40km/h前後だったと思う(正確なデータなし)。そして、アイドリングストップのおかげでセーブできたでき燃料は、2時間55分34秒、2104ccだった。走行時間は13時間半ほど。そのうちの3時間弱がアイドリストップしていたわけだ。あらためて、アイドルストップの燃費改善効果を実感した。
前述したように、リヤにラゲッジスペースと燃料タンク容量を犠牲にしてまで積んでいるリチウムイオンバッテリー、110kgの車重増、そして約13万円のエクストラマネーと引き換えに得られる明確なメリットを感じにくいと言わざると得ない。
筆者がスバルXVを選ぶなら(実際、かなり好きなモデルだ)、2.0ℓのコンベのモデルを選ぶ。e-BOXERとの13万円の価格差でちょっといいテントを買ってキャンプに行く方、スキーに行くとき、1ランク上のホテルに泊まる……方がよりハッピーになれる気がする(アウトドアの趣味はないけれど)。
547km走って、レギュラーガソリンを満タンにすると、航続可能距離は「700km」と表示されていた。あーよかった。700kmならどこへでも好きな場所に行けそうだから。
SUBARU XV Advance
車両価格●282万9600円
試乗車はオプション込みで290万5200円
全長×全幅×全高:4465×1800×1550mm
ホイールベース:2670mm
車重:1550kg
サスペンション:Fストラット Rダブルウィッシュボーン
エンジン
形式:2.0ℓ水平対向4気筒DOHC+モーター
型式:FB20+MA1
排気量:1995cc
ボア×ストローク:84.0×90.0mm
圧縮比:12.5
最高出力:145ps(107kW)/6000pm
最大トルク:188Nm/4000rpm
燃料:レギュラー
燃料タンク:48ℓ
トランスミッション:CVT
燃費:JC08モード 19.2km/ℓ
WLTCモード燃費:15.0km/ℓ
市街地モード:11.5km/ℓ
郊外モード:15.5km/ℓ
高速道路モード:16.8km/ℓ
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