走って良し、聴いてよし。三菱エクリプスクロスPHEVは、ランエボ世代が2020年代を共に過ごすクルマにふさわしい 三菱エクリプスクロスPHEVはランエボXの再来? いや、ランエボXが進化したらこの方向だったと確信させる、よく曲がって楽しいクルマ。これ、本当にSUV?
- 2021/01/09
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世良耕太
三菱エクリプスクロスにマイナーチェンジで新たに設定されたPHEVモデルに試乗した。アウトランダーPHEV譲りのパワーユニットを搭載したエクリプスクロスPHEVだが、その走りは期待を大きく上回るものだった。これって、ほんとにSUV?
TEXT & PHOTO◎世良耕太(SERA Kota)
三菱自動車はクロスオーバーSUVのエクリプスクロスを一新し、PHEVモデルを設定して20年12月4日から販売を開始した。そのPHEVモデルに箱根周辺で乗ったのだが、驚いたのなんの。ランエボXの再来、いや、ランサーエボリューションX(2007年発売)が進化したらこの方向だったのではないかと確信させる、よく曲がって楽しいクルマに仕上がっている。これ、本当にSUVか?
まずはエクステリアから見ていこう。見てのとおり、「ダイナミックシールド」と呼ぶ三菱自動車の「顔」が大胆に進化している。一番上にあるライトはヘッドライトではなくなってデイタイムランニングライトになり、ヘッドライトはバンパー内に配置される。ふたつ並んだ上がヘッドライトで、下はフォグランプだ。
リヤもデザインを一新した。従来型のテールゲートは上下2枚のガラスで構成されていたが、新型はシングルガラスに変更。スリーダイヤをモチーフにしたようにも見えるリヤコンビネーションランプが(とくに点灯時に)目を引く。パールのような輝きと陰影を持ったホワイトダイヤモンドを新色として用意した。
フロントウインドウ寄りがラウンドしたダッシュボードにシルバーの加飾を組み合わせた構成に変更はないが、新型はより上質になっている。視線移動が少なくて済むインパネ中央上部に配置されるディスプレイ(スマートフォン連携ナビゲーション)が8インチの大型になったのも朗報だ(PHEVモデルは最上級の「P」に標準装備)。
モーターはフロントかリヤ、どちらか一方に積んでいるのではなく、両方に積んでいるのが三菱自動車製PHEVの特徴だ。フロントに最高出力82ps(60kW)、リヤに95ps(70kW)のモーターを積んでいる。リヤの出力がフロントより高いのは、走りを意識してのことだ。
「電池がなくなったときにエンジンがかかると安心するはずなんですけどね」と、開発を担当するエンジニアは話し始めた。「アウトランダーPHEVのときに経験したのですが、なぜかみなさん、エンジンがかかるとがっかりするんですよ」と、笑みを浮かべながら説明する。
その気持ちならわかる。モーターがもたらす走りがあまりに気持ちいいので、エンジンがかかると、ノックもなく部屋に騒がしい人が乱入してきた気分なのだ。本当は助けてくれているのに。
「そこでアウトランダーの19年モデルから、エンジンがかかっても回転をなるべく上げないように、上げるにしても加速に合わせて上げるようにしました。なるべく遠いところでエンジンがかかっているようにし、気にならないようにしています」
バッテリー残量が充分に残っているときは、よほど強くアクセルペダルを踏まないと、エンジンはかからない。登坂車線があるような上り勾配の高速道路で前に遅いクルマが立ちはだかったとき、追い越しをかけようとアクセルペダルを踏み増す状況でも、エンジンを始動させずにモーターの力だけで反応良く、スムーズに追い越しが完了してしまう。エンジンがかかっても静かなのは、遮音材や吸音材を追加した効果も大きいようだ。
ドライバーの指示に応えて、エンジンがスタンバイする場面もある。エクリプスクロスPHEVは「ノーマル」「ターマック」「スノー」「グラベル」の4種類のドライブモードを持っている。このうち「ターマック」はPHEV専用モードで、ほかの3つは1.5ℓ直4ターボエンジン(最高出力150ps(110kW)/最大トルク240Nm)を搭載するガソリンモデルにも設定されている。ドライブモードは、セレクターレバー右横のトグルスイッチで切り替えが可能だ。箱根の山道に向かう際、おすすめに従って「ターマック」に切り換えた。
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