原チャリFI時代の始まりはホンダDio Z4から。平成の名バイク プレイバック【50〜125cc】
- 2019/04/27
- 山田 俊輔

【昭和62年】ホンダ・NSR50

■選出理由:
原付らしからぬ戦闘力で人気爆発
WGPレーサー「NSR500の3/4サイズ」のコンセプトのもと、Nチビの愛称で親しまれたNSR50は、ツインチューブフレームに、当時の自主規制上限の7.2PSを発生する水冷50cc 2ストロークエンジン、アルミ製12インチキャストホイール、前後ディスクブレーキなど、それまでにはなかった高性能な装備と性能を纏って登場。レースブームの後押しもあり、jhaやSP忠男、BRD、SPIなどなど社外製チャンバーひとつ取ってもラインナップは膨大で、恵まれたカスタムパーツ群もあって原付シーンを牽引した。
【平成元年】ホンダ・G‘

■選出理由:
平成最初期の走り系スクーター
DJ・1RR ベースの高性能スクーターとして平成元年に登場。6.8psを発生する空冷2スト49ccのエンジンと63kgの軽量な車両重量は、スポーツモデルとしての素質は十分。メットイン採用モデルが普及するなか、あえてメットインレスを選択した男気溢れるコンセプトで話題となったが、発売から2年程度で生産終了となった「記録より記憶に残るモデル」だ。当時のライバルはスズキHI UP R。
【平成9年】ホンダ・リトルカブ

■選出理由:
彼女に乗って欲しい原チャリNo.1
スーパーカブと同タイプのエンジンなので耐久性・信頼性が高く、また社外製マフラーやカスタムパーツが豊富な点も支持されている理由。
【平成9年】スズキ・ストリートマジック

■選出理由:
スクーターらしからぬ異色の存在
テレビから流れるTOKIO長瀬智也のセリフは、今でも耳から離れない。
自動変速のエンジンユニットを採用したスクーターながらも、ツインチューブフレーム中央に燃料タンクを配置し、ニーグリップが可能。エンケイ製12インチアルミホイールとリザーバタンク付きリヤショックを採用した上級モデルストリートマジック50S、113ccエンジンを搭載したストリートマジック110といったバリエーションで、街乗りにレース用途にと多方面で活躍した。
【平成10年】ヤマハ・グランドアクシス100

■選出理由:
速さで選ぶとコレになる⁉️
装備重量は95kg、丸みの帯びたボディカウルに2スト101ccのエンジンユニット、前後12インチホイールといった組み合わせは通勤用、街乗り用バイクとしてジャスト!……というのは表向きの顔で、JOG90/アクシス90から続くチューニングベース車としての素質はこのグランドアクシスにも継承された。
ボアアップキットやロングクランク、ハイスピードプーリーなどチューニングパーツがとにかく豊富で、作り手次第では150km /hオーバーも可能という、平成中期のスクーターチューニング文化を牽引する存在だった。
【平成13年】ホンダ・ズーマー

■選出理由:
20色以上のカラバリは前例なし⁉️
カスタムのベース車としての評価も高く、外装のドレスアップから足周りの変更、エンジンスワップなど豊富なメニューを誇り、その人気は国内のみならず北米、ハワイなど海外まで波及した。
【平成15年】スズキ・チョイノリ

■選出理由:
定価59,800円の衝撃
「スクーターは10万円以上」という今までの常識を覆した、スズキの意欲作。構成パーツを従来比で3割削減、ボルトやナットなどの締め付け箇所は5割削減。製造工程をシンプルにしたことでこの価格を実現した。リヤサスペンションをリジッドとし、エンジンは空冷OHVで最高速度は40km/h、約2km圏内を射程距離とする割り切ったコンセプトとした。
【平成16年】ホンダ・スマートDio Z4

■選出理由:
PGM-FI採用でエンジンの掛かりがメッチャ良い
キュルキュルキュル……とセルを延々押し続けることなく、バッテリーが徐々に弱まっていくスリルも皆無。抜群の始動性を誇るDio Z4はまさにキャブレター全盛の原付シーンに、彗星の如く現れた。
省スペースかつ低コストなFIシステム(PGM-FI)を世界で初めて4スト50ccの量産車で搭載したのがこのDio Z4で、今でこそ当たり前となったが、原付=FIの先駆け的存在だ。
バルブ化やローラーロッカーアームの採用など、50ccらしからぬハイスペックなエンジンも特徴だった。
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