マイナーチェンジで全車とも内外装と安全・快適装備が大幅進化トヨタ・ハリアーに2ℓターボのスポーティモデル登場！

2017/06/11
遠藤正賢

トヨタ自動車は6月8日、高級クロスオーバーSUV「ハリアー」をマイナーチェンジ。同日よりトヨペット店で販売を開始した。

すべての写真を
見る

エクステリアは、アッパーグリルが薄くロアグリルがワイドな、空力・冷却・歩行者保護性能を考慮したことをより強調するデザインに変更。さらに、中間グレード「プレミアム」および最上級グレード「プログレス」に標準装備されるLEDヘッドランプに、16灯のLEDランプが内側から外側へ流れるように光るシーケンシャルターンランプ、ヘッドランプ点灯時にウィンカー操作やステアリング操作と連動して点灯するLEDコーナリングランプが追加された。また、リヤコンビネーションランプも赤色の面発光とされ、夜間の存在感がアップしている。

そのほか、ミリ波レーダーと単眼カメラで構成され、歩行者検知にも対応する予防安全技術「トヨタセーフティセンスP」と、電動パーキングブレーキを全車に標準装備。全車に設定されるインテリジェントクリアランスソナーも、超音波センサーを8個に増やし、右左折時やハンドルが切れている状態でも衝突緩和が可能としたほか、低速走行時などアクセルが踏まれない場合や、ワイパー高速作動時も作動するよう進化した。

快適装備では、T-コネクトSDナビゲーションシステムのディスプレイを9.2インチに拡大したほか、パワーバックドアに予約ロック機能と開度5段階調整機能を追加。ハリアーを象徴する鷹のエンブレムが映し出されるドアミラー足元照明を「プログレス」に標準装備した。

また、「プレミアム」および「プログレス」に「メタル＆レザーパッケージ」を新設定。これを選ぶと、プレミアムナッパ本革シート、運転席・助手席快適温熱シート＋シートベンチレーション、運転席オートスライドアウェイ機能、ピアノブラックドアスイッチベース、アルミへアラインシフトパネル＆フロントコンソールなどが装着される。

そして今回のマイナーチェンジでは、新たなパワートレインとして、231ps・35.7kgmを発する「8AR-FTS」型2L直4直噴ターボエンジン搭載モデルが追加された。

「8AR-FTS」は、ツインスクロールターボチャージャーおよび、可変角を拡大した「デュアルVVT-i（吸気側VVT-iW）」、ターボエンジン用に制御を変更した直噴機構「D-4ST」を搭載。1650rpmから4000rpmまでの低～中回転域で最大トルクの35.7kgmを発生しながら、マニュアルモード付きの6速ATと組み合わせることで加速性能を高めている。

さらに、ターボ車専用装備として、前後にパフォーマンスダンパーを装着してロール剛性を高めたほか、走行制御モードスイッチにスポーツモードを追加。外装には切削光輝＋ダークグレーメタリック塗装18インチアルミホイール、スモーク調メッキ加飾ヘッドランプ、専用フロントグリル、カーボン調エアロスタビライジングフィンを装着した。