総額25億円オーバーの迫力に大人も子どもも大興奮！【第2弾開催決定】25億円の衝撃！北九州で開催された『メガスーパーカーモーターショー』レポート

2017/07/11
HYPER REV編集部

GAZOO Racing 86/BRZレースやD1などで大活躍中の塚本奈々美さんがアンバサダーを担当した『メガスーパーカーモーターショー』が北九州・小倉で開催されました。大成功だったこのイベント、次回の開催が早くも決定しました！

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スーパーカー以上の価値を持つといわれる「メガスーパーカー」を集めたイベント『メガスーパーカーモーターショー』が６月２日（金）～４日（日）の3日間、西日本総合展示場（北九州市小倉北区）で開催されました。
このイベントは、九州地区を中心にメガソーラー発電事業やホテル、不動産、建設業といった分野で飛躍をつづける芝浦グループ（http://www.shibaura-group.com/）が主催。
発表によると、3日間で4万6818名の来場者を集めました。

会場では、まさにスーパーカー世代に育った40～50代の男性はもちろんのこと、その奥さまや小さなお子さまが、ただのスーパーカーではない、まさに『メガスーパーカー』を食い入るように見入る姿、そしてお父さんがお子さんにそのクルマの素晴らしさを教えてあげている光景を見ることができました。
まずは入場口に入ってすぐに、ランボルギーニカウンタック 25thアニバーサリー→ディアブロ→ムルシエラゴ→アベンタドールという、ランボルギーニのフラグシップモデルによるストーリーが展開されます。タイミングによってはその甲高いV12のエギゾーストノートが館内にとどろきました。

そして、ブガッティ・ヴェイロン16.4グランスポーツヴィテッセや世界で3台しか生産されていないケーニグセグ・アゲーラRSR、ラ・フェラーリといった、１億円あっても手に入らない名車が会場内に連なります。

エンツォフェラーリのデザインを手がけた日本人カロッツェリア奥山清行氏が手掛けたワンオフの名車『KODE57 Enji』も鎮座。最終日には、その奥山さんご本人が会場にサプライズ登場し、トークショーを展開するとともに、エンジンサウンドも披露されました。

「今日、たくさんの子どもたちが見に来てくれて、キラキラした目でスーパーカーを見てくれている。うれしいですね。大人はどうしてもスペックでクルマを見てしまいがちですが、こどもはクルマから感じ取ることができる。その感覚を大事にしてほしいですね」と奥山さん。おっしゃる通り、ちびっ子たちが目を輝かせていたのが印象的でした。

展示されているクルマの販売価格の総額がなんと25億円以上で、これらの多くはこのイベントの主催者である芝浦ホールディングスの新地哲己会長がオーナーだということ。そんな新地氏に会場でお話を伺うことができました。

ーー会場にある「メガスーパーカー」にまずは驚きですが、それとともに、会場内に親子連れが非常に多く、とても楽しそうな様子が素晴らしいですね。
新地会長「このイベントを実施するうえで、一番のテーマは『こどもたちに夢を』ということでした。そこで、福岡県北九州市の小倉北区と南区には、小学生が19600名くらいいらっしゃるということで、2万枚の無料招待券を教育委員会を通して小学校に配らせていただきました。そういうこともあって、子どもたちがこんなにたくさん集まってくれたんですね」

－－その子どもたちのお父さん世代も、子どものころにスーパーカーブームを経験した人たちですね。
新地会長「そうですね。小倉にもちょうど40年前に西日本総合展示場本館でショーがあって、そのときに黄色のカウンタックが来ていたんですよ。まさにそのころからスーパーカーブームが始まりましたよね。今回、会場をプロデュースするにあたっては、その素晴らしい歴史のあるカウンタックに始まり、ディアブロ、ムルシエラゴ、アベンタドールと、歴史を語るような流れをつくり、メイン通路にこの4台を展示しました。会場内に入ると、いきなりそこに目が行く。そこから歴史を見ながらだんだんと奥に行くと、その上の『メガスーパーカー』にたどり着くというレイアウトをつくり上げました」

－－こういったイベントは、以前から実施されたいとお考えでしたか？
新地会長「福岡でも何回かこういうショーはありました。ただ、クルマの数は多いのですが、めぼしいクルマがなかったんですね。今回このイベントはうち1社でつくりあげました。そういうこともあって、やりたいことを実現できたと思っています。他社に協賛いただいてクルマを出し合ってイベントを構成すると、それぞれ自分のところが目立ちたいということになってしまったり、ブース取りだけでも大変になことになるんですよ。今回は輸入車各ディーラーさんにも無理を言って、新発表できるようなクルマもできるだけ入れてくれと。みんなが協力してくれました」

－－今回のイベント開催に際し、アンバサダーに塚本奈々美さんを起用されています。彼女に期待したことはどんなことでしょうか。
新地会長「彼女はいるだけで絵になるんですよ。ただ、福岡のほうではあまり知名度がない。だから、福岡で奈々美さんの知名度がもっと上がってほしいし、女優のような存在になってほしいというのが我々の考えなんです。実際に今回は、九州で大活躍されているTOGGYさんにMCをお願いしてトークを展開していただくことで、（九州で）奈々美さんの存在を浮上させることができるのではないかと考えました。こんな美人がなぜレースをやっているのと。そういうところを、ここに来ているお客様に知ってもらいたいんですね」

－－塚本奈々美さんには、今回展示されているメガスーパーカーの運転を許可されているとか？
新地会長「ええ、我々が持っている重要なクルマっていうのはほとんど乗ってもらっています」

－－となると、奈々美さんがお客様の前で一気乗りしてくれるようなイベントを期待してしまうのですが。
新地会長「どうでしょう。ああいう何億円もするクルマっていうのは、非常に壊れやすいんですね。時計でも高い時計ほど故障が多いものです。クルマもまったく一緒で、高いクルマほど故障が多い。サーキットでのイベントというのはあまり現実的じゃないですね。壊したらどうやって修理をするのかってね。こっちのほうが大変です（笑）」

芝浦グループホールディングスの新地哲己会長（左）と、今回のイベント会場設営を担当した芝浦建設株式会社の藤松信弥代表取締役社長。

－－3日間の会期に本当に多くのお客様がいらっしゃいました。今回の手ごたえや、今後のイベントなどの展開イメージをお聞かせください。
新地会長「イベントはもちろんですが、弊社（芝浦グループホールディングス各社）のPRという面でも大成功でしたね。弊社は太陽光発電事業に取り組んでいて、環境に対応しているという企業イメージを構築しています。それから、次の展開としてホテル事業を展開しています。その次に我々ができるものはなんだろうと。企業イメージをつくるためにやるべきことはなんだろうと。そこで考えたのが、我々が所有しているクルマ、これは非常に価値のあるもので、一般の方はなかなか見ることができない。ふつう、こういう高級輸入車というのは、購入してもみなさん仕舞い込んでしまっている。人目にふれないようにしているんですね。これでは、クルマがかわいそう。だから、クルマも晴れ舞台に出してあげたいと思っているんです。
今日、ご来場者の皆様の顔を見ていたらわかるのですが、非常に喜んで帰ってくれている。そういった面で、手ごたえとしては、大成功ではないかなと思っています。うちの素人集団が集まって、自分たちで企画を立てて、レイアウトも決めて、すべてうち1社だけで運営していますから、そういう面では１００点満点だなと。よくスタッフががんばってくれましたよ」
そう満足そうに新地会長は語ってくれました。
芝浦グループホールディングスは、今回展示されたような高級輸入車や国産自動車に関する事業を「ニューガイアモータース」として福岡県内で展開中。
また、「メガスーパーカーモーターショー2018」を2018年5月下旬に熊本で開催予定とのことです。
次世代の子どもたちが素直に夢を見ることができるイベント「メガスーパーカーモーターショー」の第2弾、ぜひ期待しましょう！

（PHOTO：デボルティーバ／HYPER REV、REPORT：HYPER REV）