トヨタ・シエンタFUNBASE/ホンダ・フリード+ トヨタ・シエンタFUNBASE VS ホンダ・フリード+「気になるユーティリティコンパクト対決!」
- 2019/01/06
- MotorFan編集部

シエンタのライバルがフリードであるようにFUNBASEのライバルは当然フリード+!
ということで、さっそく2台を比較してみましょう!
TEXT●青山尚暉(AOYAMA Naoki)
◆トヨタ・シエンタ FUNBASE
●1.5ℓ+モーター
●最高出力:74㎰(モーター61㎰)
●最大トルク:11.3㎏m(モーター17.2㎏m)
●JC08モード燃費:28.8㎞/ℓ
●車両本体価格:234万0360円
◆ホンダ・フリード+
●1.5ℓ+モーター
●最高出力:110㎰(モーター29.5㎰)
●最大トルク:13.7㎏m(モーター16.3㎏m)
●JC08モード燃費:25.2㎞/ℓ
●車両本体価格:274万8200円
フリード+に真正面から
戦いを挑むFUNBASE!
トヨタ・シエンタに加わった2列シート仕様のFUNBASEのライバルが、ホンダのフリード+。フリードの3列目席を取り払い、まったく新しいユーティリティ溢れるパッケージを詰め込んだ2列仕様車だ。
まず、最大の見どころと言えるラゲッジを比較してみると、開口部地上高はFUNBASEがローデッキ状態で53㎝、ハイデッキ状態で61㎝。
ホンダ・フリード+は驚異的な33.5㎝という低さ(ガソリン仕様)。ラゲッジを上下に仕切る荷室用ユーティリティボードまでの高さは約72㎝あるが、その下に巨大なラゲッジスペースが出現。ボード上を車中泊のリビング&ベッドスペースにアレンジしたとしても、その下に大荷物がすっきり収まる便利さがある。
ちなみに車中泊時に気になる最大実用荷室長は同等。拡大したラゲッジフロア床面がFUNBASEのほうが低いため、天井高はこちらのほうがやや高いぐらいだ。子供や愛犬と車中泊するなら、リビング&ベッドスペースが低いFUNBASEのほうが使いやすそうである。
ラゲッジサイドのユーティリティホールは両車が装備。それを使い切る純正アクセサリーもまた両車ともに豊富に揃っているから楽しい。
では、両車の走行性能はどうか。乗員にやさしい乗り心地なら、FUNBASEの16インチタイヤ+アルミホイールの組み合わせがベスト。最小回転半径が15インチの5.2mからいきなり5.8mになるのが難点だが……。フリード+も良路ではしっとりしなやかかつ上質な乗り心地を示してくれるものの、路面が荒
れるとボディ上屋がゆすられがちになる。FUNBASEの15インチタイヤ+スチールホイールは、シエンタ3列シート同様、特筆すべき点のないごくフツーの乗り味だ。
全域の静粛性はフリード+が勝る。モーター出力、29.5㎰、16.3㎏mのスペックはFUNBASE HVに劣るものの、1.5ℓ、110㎰、13.7㎏mのエンジンの出来が良く、特にエンジンが主役になる場面では圧倒的にスムーズでノイズも小さい。動力性能にも余裕があり、出足のHVならではの滑らかな走り出し感においても優位に立つ。
後席(2列目席)の乗降性はステップが低いFUNBASEがより楽。後席はどちらもゆったりとしたソファ感覚の掛け心地が好ましいが、より自然な姿勢で座れるのはフロアからシートまでの高さがあるFUNBASE。膝まわり空間の広さではフリード+だ。
また、インテリア、インパネまわりのすっきりとした洗練度、エアコン操作パネル、ドア内張りのデザイン性でもフリード+が好印象。FUNBASE(とシエンタ)のインテリアはややこってりした素材感に好みが分かれると思う。
ただし、装備面ではFUNBASEのハイブリッド車が優れている。というのも、アウトドアや車中泊を楽しむ際、FUNBASEには家電品が車内外で使え、災害時にも有効なAC100V/1,500Wコンセントが用意されているからだ(FUNBASE Gに4万3,200円のオプション設定/フリード+に設定なし)。クルマのキャラからすればこの差は小さくない?
◆シエンタ FUNBASE ……『1アクションで広がる大スペース』
◆フリード+……『独創の2段式ラゲッジは使い勝手抜群!』
↑
FUNBASEにはえぐれた形状のアンダーボックスが備わる。フリード+の場合ラゲッジの延長という体だが、この低い床面は驚異的だ。
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