かつては250まで出揃ったが、じつは新型にも存在する!? 「新型カタナ3兄弟」を見て、乗って、比べてみた/ スズキ
- 2019/06/25
- 青木タカオ
心臓部はGSX-R1000譲り!!


新型「カタナ」および「GSX-S1000」「GSX-S1000F」のベースエンジンは、スーパースポーツ用のパワーユニットにしてはロングストローク設計となる「GSX-R1000」K5(2005〜08年)の並列4気筒DOHC4バルブです。
凄まじいまでの加速性能を誇り、低中回転域でのトルクの太さに定評があります。そのパワフルなエンジンをストリート向けにチューニングし、低回転域でのさらなる力強いトルク、そして高回転域での伸びやかな特性を実現したのでした。この3兄弟の心臓部は、ものすごく強靱と言って間違いありません。
なお、スペック上において3モデルに差はなく、いずれも最高出力109kW〈148PS〉/10,000rpm、最大トルク107N・m〈10.9kgf・m〉/9,500rpmとなっています。
肝心なライドフィールはどうなのか!?



さて、走りはどうでしょうか。スロットルワークで扱いやすさを感じるのが「カタナ」です。“GSX-S”の2台はアクセル操作に対し、容赦なくドーンと加速していき、大排気量モデルに不慣れな人では手強すぎると感じるかもしれません。その点「カタナ」はレスポンスが鋭すぎず、なおかつ怠くもなく、自在に操れるフィーリングがあります。
フロント120/70ZR17、リア190/50ZR17というタイヤサイズであったり、キャスター角25度/トレール100mmといったディメンションなどに違いはないものの、ハンドル切れ角は異なり「カタナ」だけは2度少ない29度となっています。これは実際に乗ると感じるもので、タイトな場所でのUターンなどは“GSX-S”の2台はよりイージーで、極低速での小回りが得意です。
前後サスペンションは「カタナ」はシャキッと硬い印象があります。より荷重をかけて乗るスポーティなライディングに相応しいのではないでしょうか。“GSX-S”の2台はソフトな足まわりで、乗り心地の良さをより感じます。
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