BMW X7対Audi Q8 ドイツ製高級SUV対決! BMW X7とアウディQ8のガチ対決! 巨大SUVとはドイツブランドの危機感の表れ?
- 2020/03/24
- GENROQ編集部
X7とは系統が異なるものの、ブラックアウトされた大きなシングルフレームグリルをもつアウディQ8のフロントマスクもまた、非常に強い存在感を放つ。
とてつもなく大きなX7と一緒に連れ出したためにアウディQ8を意外に小さいと感じる瞬間が何度かあったが、それは錯覚だ。全長4995㎜、全幅1995㎜、全高1690㎜、ホイールベース2995㎜のクルマが小さいはずがない。ただ実際よりも小さく感じる理由はある。よく走るからだ。
今回感じたQ8の走りの印象は、このモデルが日本導入された直後のそれとは異なる。あの時の自分のセンサーがおかしかったのか、まだクルマにアタリがついていなかったのかはわからないが、印象の違いは大きく、アタリがつく/つかないでは説明しにくいレベルだった。となると自分がおかしかったことになり、他媒体に書いた以前の原稿について反省している。
今回、千葉の山道を活発に走らせてみて、前回さほどパワーを感じず不満を覚えた3.0ℓV6スーパーチャージャーエンジンの印象は変わった。必要にして十分以上の力強さを感じた。発進直後に怒涛のトルクがあふれだすのではなく、回転を上げるにつれてリニアに力強さが増していく印象。コーナーの連続でアクセルペダルの踏み具合によってエンジンのトルクを出し入れする作業を、楽しいと感じさせてくれた。
エンジンの魅力を感じることができたのは、山道を走らせる価値があるハンドリングが備わっているからだ。コーナーでの安定感が素晴らしい。荷重がかかる外側のサスペンションは瞬時にしっかりかためられ、少なめのロールで安定した車両の姿勢を保つのだが、その間、乗員は突っ張ったような足の硬さを感じることはなく、今足がどのように動いているのかを十分に把握でき、安心感を抱いていられる。要するに不自然だったり予想外だったりといった動きが少ないのだ。
これだけのサイズがあると、リヤガラスが寝た形状であってもリヤシートの空間は十分に確保されている。後席に3人乗車しても窮屈ということはない。しかしそれでもこのQ8はリヤにふんぞり返って座るクルマではなく、自らがステアリングホイールを握って走りを楽しむクルマだ。アウディがわざわざロー&ワイドでアグレッシブなクーペルックを採用したのは、絶対的なサイズとは無関係に、このクルマを現代のラグジュアリークーペだと考えているからである。
巨大なサイズをもつドイツ車2モデルは、方向性こそ異なるものの、それぞれがブランドの新しい提案になっていた。X7はブランドの保守性を打破するピープルムーバー、またQ8はテックオリエンテッドなブランドが放つ新世代のクーペのカタチ……という提案だ。どちらの提案も総合的な技術力の高さを感じさせるが、一方でもうパワフルでラグジュアリーなセダンやクーペを造っているだけでは満足してもらえなくなったのだという、ジャーマンブランドの危機感のあらわれにも見える。
〈SPECIFICATIONS〉アウディQ8 55 TFSIクワトロ・デビューパッケージSライン
■ボディサイズ:全長4995×全幅1995×全高1690㎜
ホイールベース:2995㎜
■車両重量:2170㎏
■エンジン:V型6気筒DOHCターボ
総排気量:2994㏄
圧縮比:11.2
最高出力:250kW(340㎰)/5200~6400rpm
最大トルク:500Nm(51.0㎏m)/1370~4500rpm
■トランスミッション:8速AT
■駆動方式:AWD
■サスペンション形式:Ⓕ&Ⓡダブルウイッシュボーン
■タイヤサイズ(リム幅):Ⓕ&Ⓡ285/40R22(10J)
■燃料消費量:10.3㎞/ℓ(JC08モード燃費)
■車両本体価格:1122万円
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