世界のエンジン オールアルバム file 058:CHRYSLER HEMI スーパーハイパフォーマンスOHV!──クライスラーHEMI
- 2018/11/17
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Motor Fan illustrated編集部

■ 392 HEMI
シリンダー配列 V型8気筒
排気量 6417cc
内径×行程 103.9×94.5mm
圧縮比 10.9
最高出力 362kW/6100rpm
最大トルク 644Nm/4100rpm
給気方式 NA
カム配置 OHV
ブロック材 鋳鉄
吸気弁/排気弁数 1/1
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In-Ex/×
クライスラーのハイパフォーマンスモデル部門、SRT(Street & Racing Technology)によって開発されたHEMIシリーズのプレミアムバージョン。6417cc(392ci)の大排気量により、362kWという圧倒的なパワーを発揮する。
6.1ℓ版(6059cc)のHEMIと比べ、ボアの拡大はわずか0.9mmにとどまるが、専用の鍛造クランクシャフトによりストロークを3.6mm延長することで排気量を拡大。ピストンピンはフローティング式とされ、ナトリウム封入タイプのエキゾーストバルブを採用、シリンダーのボーリング/ホーニング加工はトルクプレート(ダミーヘッド)を装着して行なうなど、レーシングエンジンさながらの手法が用いられる。他にもポート形状の変更はもちろん、シリンダーブロックにも強化設計の専用品が使われるなど、高出力化に対応するための変更は多岐に及ぶため、ベースエンジン(5.7ℓ版HEMI)との共通部品はわずかとなっている。さらに626kWを発生するDEMO V8 SCも誕生した。

ダッジ・チャージャーに搭載されたスーパーチャージ過給仕様。それまでの最強版6.4ℓからストロークを縮小して高回転志向とし、5.7ℓ版用の強化クランクを用いて仕立てられている。シリンダーヘッドは6.4ℓと共通。
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