【ホンダ・モンキー アーカイブス♯1】 【モンキー125発売】ホンダ・モンキー 57年の歴史と、その人気の理由を振り返る
- 2018/07/21
- MotorFan編集部
なぜモンキーのカスタムはメジャーになれた?
モンキーのカスタムの始まりはエンジンから。新道路交通法が施行されて原付1種の法定速度が30km/h、原付2種の法定速度が40km/h、また原付1種の二人乗りが禁止になった1961年頃だと言われる。
この道交法の変更に伴い、ホンダではボア径をφ40からφ42(ストロークは39mmのまま)に広げ、タンデムステップを追加した排気量54ccのC105とセル付のCD105がリリース。
この頃から、49ccのC100に、C105用φ42シリンダーとφ42ピストンを使用して54ccにボアアップ。また、スポーツカブC115(54cc)用の高圧縮型φ42ハイコンプピストンを流用して圧縮比を上げるチューナーも存在したという。モンキーにはカブ系の横型エンジンが用いられているため、これらの手法はモンキーのチューニングメニューとしても活用できたわけである。
その後、カブ系のエンジンは、ノーマルでも49cc、54cc、72cc、79cc、85ccなど様々な排気量が設定された。その結果、純正パーツを流用して排気量を上げるなど、チューニングしやすい土壌が昔から培われたわけだ。
1980年代にはミニバイクレースブームが到来。社外パーツも充実し、排気量アップなどエンジン用チューニングパーツに加え、8インチから10インチへの外径アップ、アルミスイングアームへの変更、正立フロントフォーク化、ディスクブレーキ化など、足周りカスタムも充実。モンキーカスタムはますます過熱していった。
2009年(平成21年) Z50J-9
キャブインジェクションに進化した「FIモンキー」

厳しい排ガス規制をクリアするため、2009年にモンキーは燃料を供給する吸気系をキャブレターからフューエルインジェクション(FI)化し、マフラーには触媒を採用。またOHCエンジンは各所が大きく変更。足周りに大きな変更はないが、一部の外装パーツ及び、エンジン本体やエンジン周りが一新された。
FIモンキーのエンジンは、外観・各部のパーツともにクラッチなど一部を除き、12Vのものとは異なるため、12V用のエンジンパーツの互換性は基本的にないものと考えて良い。
■主要諸元
全長:1365mm/全幅:600mm/全高:850mm/乾燥重量:68kg/燃料タンク容量:4.3L/エンジン形式:空冷4サイクルOHC単気筒49cc/最大出力: 3.4ps/8500rpm/最大トルク: 0.35kgm/5000rpm/変速機:4速リターン/クラッチ形式:マニュアル式/タイヤサイズ:前後3.50-8/発売価格(当時):28万9800円
≪2009年(平成21年)の出来事≫
・日経平均株価の終値が7054円98銭に下落してバブル崩壊後の最安値を更新。
・鳩山由紀夫内閣が成立し、自民党から民主党に政権交代。
・トヨタ自動車がF1撤退を発表。
≪2009年(平成21年)のヒット曲≫
嵐/マイガール
東方神起/Stand by U
AKB48/RIVER
2018年(平成30年) モンキー125
50cc版とは全てが異なる新生モンキーが登場!

グロムと同系統のパワフルな125ccエンジンを搭載した、50ccバージョンとはまったく別物のモンキー。前後12インチの大径ホイール、倒立型フロントフォーク、前後ディスクブレーキなど足周りも充実。マシンの詳細や試乗レポートは下記を要チェック!
■発売目前の新型をたっぷり試乗! モンキー125で街に出た。
■モンキー125と「ボアアップした旧型モンキー」を乗り比べ! 新型は約40万円でもお買い得?
■主要諸元
全長:1710mm/全幅:755mm/全高:1030mm/乾燥重量:107kg(ABS装着車)/燃料タンク容量:5.6L/エンジン形式:空冷4サイクルOHC単気筒124cc/最大出力: 9.4ps/7000rpm/最大トルク:1.1kgm/5250rpm/変速機:4速リターン/クラッチ形式:マニュアル式/タイヤサイズ:前120/80-12 後130/80-12/発売価格:39万9600円(ABS装着車は43万2000円)
≪2018年(平成30年)前半の出来事≫
・韓国の平昌(ピョンチャン)で冬季オリンピック開幕。
・韓国・北朝鮮の軍事境界線である板門店において、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が史上3回目の南北首脳会談を実施。
・2018 FIFAワールドカップロシア大会開幕。日本は決勝トーナメント1回戦でベルギーに3-2で惜敗。
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