【ケルン・インターモト2018】 ハイエンドな技術が超満載! スズキ・カタナ詳密解説【第二弾】 /New SUZUKI KATANA
- 2018/10/04
- MotorFan編集部

ケルンで開催されているインターモトでベールを脱いだ新型のカタナ。その詳細の第二弾をお届けします!
REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)
厳しい排ガス規制「ユーロ4」をクリアしたカタナの排気システム
美しい曲線を描く排気システムは、エキサイティングなサウンドを実現しつつ、高い静粛性を確保した4-into-2-into-1システムを採用。
優れた消音効果を発揮する排気チャンバーは、ジョイントセクションの後にレイアウト。エンジンの下にピッタリと収まるように工夫されているのが特徴だ。
排気システムには厳しい排ガス規制の「ユーロ4」に適合するクリーンエミッション用の触媒を設置している。
また、排気システムのパイプ内には、排気圧力波を微調整&自動制御する開閉バルブ「エキゾーストチューニングシステム(SET)」を採用。同システムはサーボモーターを使い、エンジン回転数、スロットル開度、ギアの位置の変更で自動的に開閉バルブの開度を変更。低中回転数域でのエンジン燃焼の改善や、低中回転域での扱いやすさを大幅にアップしている。
水冷+オイルクーラー採用の冷却システム
水冷式エンジンに採用されるラジエターは、凹面を備えた高効率タイプで、強い冷却性能を発揮。設けられたシュラウドが、効率的にラジエターコアへ空気を導くのがポイントだ。
カタナのエンジンにはさらなる冷却を促すオイルクーラーを採用。オイルクーラーは軽量かつコンパクトなサイズに設計されている。
軽量&コンパクトなシャシー

GSX-S1000がベースとみられるコンパクトで軽量なシャシーは、敏捷性と制御のしやすさを確保しつつ、楽しいライディングを実現。一般道路、自動車専用道路、高速道路、ワインディングロードなど、あらゆるストリートシーンに適合するよう設計されている。
ライディングポジションは人間工学に基づき、快適性、制御のしやすさ、疲労の軽減、視認性の良さをとことん重視。ホイールベースは1,460mm、レーキ/トレイル25度/100mmに設定されている。
ハンドルはハンドルクランプで固定するバーハンドルを採用。疲労感の少ないアップタイプとしている。
高い剛性と軽量化を実現した フレームとスイングアーム
フロントフォークとリヤサスペンション

フロントフォークはφ43mmのKYB製倒立型を採用。スポーティさを確保しつつ、120mmのストロークを確保しているのが特徴だ。ダンピング、リバウンド、圧縮、スプリングプリロードの調整機能も装備済み。

リヤサスペンションは63mmストロークタイプのリンク式を採用。優れたプログレッシブで効率的に路面状態に反応し、高い安定感を確保。リバウンドのダンピングとスプリングプリロードの調整機能が盛り込まれている。
ブレンボ製フロントキャリパーとABS制御

ラジアルマウント(走行方向側に取り付けられたスポーツモデルならではの手法)されたブレンボ製キャビパー。写真のレッドカラーはオプション設定となる模様。

フロントブレーキは、現行のGSX-R1000と同じ、ブレンボ製4ピストン(φ32mmピストン)のラジアルマウント式モノブロックキャリパーを採用。ディスクローターはφ310mmのデュアルディスクとし、強力な制動性能を発揮。
ブレーキのロックを回避して安全性を高めるアンチロックブレーキシステム(ABS制御)は、ホイール回転数をホイール回転ごとに50回監視して停止電力を合致。BOSCH製のABSコントロールユニットはコンパクトで軽量な640gのタイプを採用している。
前後17インチのホイール&タイヤ

17インチの前後ホイールは、TPRによって製造された6スポーク型の17インチ鋳造アルミニウムタイプを採用。軽量かつ高い剛性を確保しているのがポイントだ。
タイヤは新設計のダンロップ製チューブレスラジアルタイヤ「ロードポート2」を採用。高いグリップ力とコントロール性能を確保している。サイズはフロントが120/70-17、リヤが190/50-17をチョイス。
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