Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. テクノロジー
  3. テクノロジー
  4. 世界のエンジン オールアルバム

世界のエンジン オールアルバム file 055:MAZDA P series 世界中を瞠目させた「フル」スカイアクティブ──SKYACTIV G 2.0 新型アクセラにも搭載されるはず

このエントリーをはてなブックマークに追加
PE-VPR

■ PE-VPR
シリンダー配列 直列4気筒
排気量 1997cc
内径×行程 83.5mm×91.2mm
圧縮比 13.0
最高出力 114kW/6000rpm
最大トルク 196Nm/4000rpm
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL In-Ex/×

 圧縮比14という数字を掲げ、スカイアクティブが登場したのは2011年のこと。そのうちのガソリン第一弾がG2.0だ。圧縮比という概念を膾炙し、エンジンの高効率化を促進した立役者である。

 当初は高圧縮比のキーデバイスである4-2-1構造の排気管を収められるシャシーが間に合わず、現有のアクセラやプレマシーなどに搭載させるために通常排管に変更し、さらにレギュラーガソリン対応もあわせて圧縮比12.0としていたが、スカイアクティブシャシーを用いるCX-5およびアクセラでは4-2-1排管分を取り戻し、13.0でデビューを果たしている。

 フルスカイアクティブ第一弾であるCX-5はVPS型、第二弾のアテンザにはVPR型が搭載された。両者の違いは不明だが、ともにスカイアクティブの中核機種。トランスミッションは、やはり新生の自製6ATおよび6MTを組み合わせる。
 アクセラに搭載されて登場したPE-VPHはトヨタのハイブリッドシステム・THS-IIと組み合わせるためのユニット。モーターアシストがあるため全負荷でもミラーサイクル運転が可能のため、車両全体のトルク要求を鑑み4-1式の配管としている。

PE-VPH

■ PE-VPH
シリンダー配列 直列4気筒
排気量 1997cc
内径×行程 83.5mm×91.2mm
圧縮比 14.0
最高出力 73kW/5200rpm
最大トルク 142Nm/4000rpm
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL In-Ex/×

PE-VPS(for PREMACY)

■ PE-VPS
シリンダー配列
排気量 1997cc
内径×行程 83.5mm×91.2mm
圧縮比 13.0
最高出力 109kW/6000rpm
最大トルク 192Nm/2800rpm
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL In-Ex/×

 スカイアクティブシャシー登場前に、アクセラ/プレマシーのマイナーチェンジ版に搭載。レイアウト要件から圧縮比は下げざるを得なかったが、すでにトルク重視の片鱗はうかがわせていた。今後は圧縮比12.0版はフェードアウトだろう。

おすすめのバックナンバー

自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

学生フォーミュラ2019:全車両カタログ

学生フォーミュラ2019:全車両カタログ 一覧へ

フランクフルト・モーターショー2019

フランクフルト・モーターショー2019 一覧へ

ジムニー特集

ジムニー特集 一覧へ

オービス対策‼ 交通取締情報局

オービス対策‼ 交通取締情報局 一覧へ