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祝!フェラーリランドオープン! 今さらですがフェラーリワールド訪問記

  • 2017/04/28
  • GENROQ編集部
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フェラーリワールドの入り口。世界中から観光客が訪れていたがやはりここでも爆買いパワーの雰囲気が……。

テーマパークというと東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどがメジャーだが、それは成人男性にとって、デートのためかあるいは家族サービスの場であって、心から楽しめるものではなかった。だが、もしもクルマ好きならば、ぜひとも訪問をオススメしたいテーマパークがある。それがフェラーリワールド・アブダビだ。今回訪問の機会を得たのでいくつかかいつまんで報告したい。

この4月にスペインでフェラーリランドがオープンしたばかりというのに、8年も前にオープンしたフェラーリワールドリポートというのも、いささか時季はずれだが最速ジェットコースターなどの座は、未だアブダビのフェラーリワールドにあるから注目度は依然高いだろう。

このアブダビのテーマパークには、ヤス・マリーナ・サーキットでのイベント取材の前日、同行の取材チーム5人(30〜50代の成人男性)で訪れた。おっさん5人がテーマパークではしゃいでいる絵柄は不気味だがやむを得まい。できるだけ取材感を出すためにビジネスバッグや大きなカメラを持ち込んだ。しかし、この取材感がゲートのセキュリティにひっかかり、30代のチーム員がさっそくホテルにカメラを置きに行くという事態に。くれぐれも大型カメラは持ち込まないようにされたし。

さてフェラーリワールドというだけあって、入場ゲートからフェラーリ一色、赤一色、である。内容はもちろんフェラーリのF1に絡めたアトラクションや、市販車の世界観を体感できる乗り物や、グッズ販売などフェラーリファン垂涎のモノとコトが目白押しだ。今回はチケット売り場でオススメされたカーティング・アカデミー(乗り物苦手な人向け)とフォーミュラ・ロッサ(ジェットコースター好き向け)という両極端なふたつを紹介しよう。

ちなみに入場チケットはブロンズ、シルバー、ゴールドと階級制があって、一番高いゴールドは並ばずとも優先的に楽しめるファストレーンが利用可能。それぞれ現地通貨のAED275(約8400円)、AED360(約1万1000円)、AED525(約1万6000円)となっている。安くはないが、11時から22時(木曜、金曜のみ)まで営業しているからフルに満喫すれば高くはないだろう。場内にはレストランが多数あり、なかでもカバリーノというイタリア・マラネッロの本社前にある公認レストランの支店は、味の再現性はともかく、同行のマラネッロ経験者に言わせると「雰囲気が似ている」そうだからこの辺りでもフェラーリを感じられそうだ。

最初にカーティング・アカデミーを訪れた。ヘルメットとレーシングスーツを装着して走行している様子を見ると、日本にもあるスリックカートよりグリップしそうで本格的だ。だが、こちらはすでに走行枠が埋まっているため、1時間後の枠を予約して、次なる目的地のフォーミュラ・ロッサを目指す。

フォーミュラ・ロッサの最高速は240km/h。その到達時間は4.9秒というとんでもない速度と加速が魅力のアトラクションだ。冒頭に書いたように、いわゆる最速のジェットコースターだが、いざ入り口に行ってみるとほとんど並んでいない。われわれも3分並んだら鞄や携帯電話などの荷物はこの箱へ、それと目を守るためのゴーグルを装着してください、という係員の指示のもと、クリアケースに荷物をしまい、ゴーグルを装着する。乗り込むのはF1マシンを模した2列4人乗り×4両編成のコースターだ。

こんな簡単にスタートしていいの? というテンポの良さで、本物のレースを思わせるレッドシグナル消灯からのフルスロットル加速! 目の前にそびえ立つ上りの手前で加速を終えて一気に壁を上る。加速Gは1.7Gだからやろうと思えば背もたれに立つこともできる強烈な加速だ。当然ジェットコースター特有の無重力感や強烈な縦Gがかつて経験したことのないレベルで次々と襲いかかってくる。

これまでにもブガッティ・ヴェイロンやカレラカップカーの助手席で途轍もない加速を体験してきたが、ノーヘルでこの加速が味わえるとは恐ろしい世界だ。ヴェイロン16.4スーパースポーツの0→200km/h加速が6.7秒、といったらその強烈さをご理解いただけるだろう。ここには他にも世界一高いループを持つフライングエースや、430を模した2台のコースターが抜きつ抜かれつを演じるフィオラノGTチャレンジなど見所が盛りだくさんだ。だが、もしもわれわれのように時間がなく、なにかひとつだけでも、というならこのフォーミュラ・ロッサをオススメしたい。

強烈な加速Gにすこし首が悲鳴をあげたが、先に予約をしておいたカーティングアカデミーに戻る。全長約300mのコースを走るカーティングアカデミーはやはり本格的だった。このアトラクションはゴールド以外のチケットでは余分にAED25(約800円)支払う必要がある。ヤス・マリーナ・サーキットを模したというコースを走るカートは、本格的なレーシングカートほど速くないが、速く走れるライン取りや、走行マナーなどきちんと解説してくれた。アカデミーを名乗るだけのことはある。

翌日、本来の業務である取材を終えると、余興としてフォーミュラカー(F4)のサーキット試乗があった。前日に超高速のコースターを体験していたためかスピード感はまったく問題なかった。だが日本に帰国してから首に妙な違和感があるのはフォーミュラ・ロッサの加速が原因かフォーミュラ4の横Gが原因かはよくわからない。

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