公園で全開シリーズ:6回目 SUZUKI JIMNY スズキ・ジムニーを測って測って測りまくる。高さは? トランクは?
- 2018/10/28
- MotorFan編集部
恒例(にしようと目論む)の全開シリーズ。ご存じ大評判のスズキ・ジムニーを数時間だけ(!)借りられたので採寸してみる。
スズキ・ジムニーXC(5速MT)とジムニーシエラJC(4速AT)を同じ走行シーンで乗り比べてみる
広報写真はもう見飽きた!スズキ・ジムニーのフレーム/シャシーを眺めてみる
大人気のスズキ・ジムニー。周囲のだれに訊いても「格好いい」と口を揃え、個人的にも「買うならあの色かな」などと妄想するくらい好み。広報車のスケジュールも過密の一言で、予定はびっしり、全然借りられない人気っぷり。そんな状況のなか、なんとか数時間だけ乗ることができた。
ドア開口寸法からご紹介。今回は3ドアなので楽である(笑)。
ドアチェッカーは2ノッチ構造。ヒンジは鋼板プレス型を用いている。前閉時の最外部はドアハンドルで、ドアを開けたときは矢印に示すエッジ部がいちばん外側だった。
ヘビーデューティを何より大事にするジムニー。グローブを装着したままでも各部の操作が可能──と聞いていたので、ふと「なぜドアハンドルはグリップタイプではなくフラップタイプなんですか」と訊いてみた。すると、軽自動車規格だけに全幅を抑えたいこと(グリップタイプは大型化の傾向がある)、積雪地でハンドルに雪が積もらないことという理由を示してくれた。なるほど。

前後フードの全開寸法。とはいうもののリヤはスイングドアタイプである。
フロントフードはガスダンパーを用いない、ステー固定方式。軽自動車だから当たり前だろ、なんて野暮なことを言ってはいけない。このクルマはヘビーデューティを信条とする性質、シンプルに機能を果たすことだけを考えて作られているのだ。なぜか今回は原稿に力が入る(笑)。
開き方はクラムシェル型で、開けたときに開口部が低くなり、整備時に傷がついても目立たないのがうれしい。なお、ジムニーは外装塗装部に樹脂製部品を用いないのも特長。経年劣化や耐久性を重視したためという。
バックドアはご覧のような右ヒンジ式スイングドア。ハンドルは左脇に備わり(これもフラップタイプ)、こちらはガスダンパーによって最大開放まで自然に開く方式。しかし、駐車場に停めてリヤドアを開け──というときにどんどん開いていき「うわダメだ当たっちゃう」などと思ったことが幾度かあり、そのときはガスダンパー式が少々煩わしい感想だった。結構な重量になるスペアタイヤ+カバーをぶら下げているからこのようにしたのかなと想像する。
ちなみにリヤ側の飛び出し寸法値は、そのスペアタイヤカバー後端からの距離。もしスペアタイヤ一式を積んでいなかった場合はバンパーからの距離となり、その際には16cmを数値に足して参考としていただきたい。

バックドア開口部はほぼスクエア。スイングドアにしたことでキャッチを左側に備える必要があり、そのための張り出しが生じている。いっぽうで右側はヒンジを備える関係からストレート形状とした。ドア内張りが大きいので、大きなものを載せ降ろしする際には注意。

後席を倒した様子。リヤシートは5:5分割式。
ボディサイズから想像できるように荷室容積は極少だが、リヤシートを畳むとフラットになるように、樹脂製のボックスがあらかじめ備わっている。その幅が93.5cm。ボックスから開口部後端までとなると少し寸法があり、それが6.5cmあった。
リヤシート左右にも樹脂製のカバーが装着されていて、それを含めた寸法となると129cmを確保している。ドイツでユーザーのヒアリングをした際に、ライフルケースを横に詰めないかというニーズがあったという。日本でもお馴染み、ゴルフバッグを横積みできる寸法だ。
リヤボックス後端を始点とした、リヤシートを倒した奥行寸法は109cm。助手席を最前までスライドし前傾ティルトさせたときは、直線距離で147cmだった。中央からセンターコンソールまで──と測ろうと思ったら、このクルマはセンターコンソールがない。そこで、運転に支障が出ない長尺物の積み方と想定して、サイドブレーキレバーのリリースボタンまでを測ったところ、150cmだった。
ちなみに、助手席はヘッドレストを外して後ろ倒しにすると荷室後端からグローブボックスまでフラットにすることができ、2mを確保している。

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