(短期連載):VOLVO V40 Cross Country T5 AWD Summum 〈ボルボV40 Cross Country〉25台目の愛車としてボルボを選んだ理由②
- 2019/07/07
- MotorFan編集部

筆者が25台目の愛車として約2年前に購入したVOLVO V40 Cross Country T5 AWD Summum。今回は愛犬パグや娘(4歳)を連れてのドライブで感じたことなどをレポートする。
TEXT&PHOTO●木原寛明(HIROAKI Kihara)

前回のレポートでも書いたとおり、このクルマは愛犬を含む家族みんなで見に行って購入を決めた。鼓太郎(14歳の♂のパグ)はマンガのように「コレガイイ、ワン」とは言わなかったが、そこはボクが鼓太郎に代わって必要な部分をチェックした。
たとえば、ふだん使っているカートが荷室に収まるかどうかや、居住性や乗り心地は望ましいかといったことである。また、いま娘は4歳になり、ボルボ純正ISO FIX対応ジュニアシートを使っているが、V40 Cross Countryの購入を検討していたときには汎用のISO FIX対応のチャイルドシートを使っていた。だからそれが後部座席にきちんと装着できるのかなど、いまひとつ不安があった。
困ったのはふたつある犬用カートのうち、大きいほうのカートの収納だった。V40 Cross Country の荷室は床面がフラットで床下収納もついているし、リヤシートも6:4の分割可倒式で、とても使いやすい。
手持ちのメジャーで計測したところによると、荷室寸法は縦780㎜×横960㎜×高さ390㎜。十分な広さだと思うが、大きいほうのカートの高さ(車輪下端から持ち手の先端部分まで)は1050㎜あり、これがネックとなり、斜めにしても入りそうで入らないという事態になったのだ。
このカートは収納性をまったく考えていないように思え、何台かのクルマで積めなかった経験がある。もっとも、小さい方のカート(縦310㎜×横460㎜×高さ600㎜)は余裕で積めたので、家族会議の末、大きいカートを積載するのは諦めることにした。皆、V40 Cross Country が気に入ってしまったからだ。

かくして我が家にやって来たV40 Cross Country は運転のしやすさもあって、妻も以前よりも頻繁にハンドルを握るようになった。ステアリングやアクセル、ブレーキの重さが'ちょうど良く(ハンドルの重さは3段階に切り替えが可能)、思った通りに走らせられるところがとくに気に入っているそうだ。
標準装備のパノラマルーフは、妻と娘のお気に入り。ガラス部分が開閉すればもっといいとは思うが、とくにリヤシートの開放感が格段にアップするのがいい。シェードを開けていても直射日光や熱線、騒音も気にならないため、多くの場面で開けている。
走ってみると乗り心地は適度に引き締まっていて、ふわふわ感がないので、愛犬を含め、乗員は長距離でも疲れにくいようだ。

もちろんボク自身、運転が楽しい。妻の感想と重なる部分もあるが、「走る、止まる、曲がる」がそれこそ思い通りにできて、高速安定性や雨の日の安心感が高い。先に述べたハンドルの重さはボクは一番軽いモードで乗っているが、それでも軽すぎて頼りないなんていうことはなく、しっかりと路面を掴んでいる感覚が伝わってくる。荒れた路面でもボディや足まわりの強靱さが伝わってきて頼もしい。
2.0ℓターボの4気筒エンジンは最高出力245psをマークし、シフトスケジュールをスポーツモードにして全開にすれば相当に速い。
一方で低速域のトルクが太く、ATが賢く変速してくれるので、日常の使い勝手にも優れる。燃費は高速道路と一般道の半々で走って12〜13㎞/ℓ前後と良好だ。
約2年乗ってみてトラブルはない。カーナビやオーディオの操作がしやすいとは言えないことや、パノラマルーフのガラス部分が開閉しないことなど些細な不満(とは言えないほどの)もあるが、このクルマを買って本当に良かったと思っている。
次回は初めての「車検」についてレポートする予定だ。

■VOLVO V40 Cross Country T5 AWD Summum
車両本体価格:459.0万円
全長×全幅×全高:4370×1800×1470㎜
ホイールベース:2645㎜
トレッド(前/後):1550/1540㎜
最低地上高:145㎜
車両重量:1580㎏
エンジン:直4DOHC1968㏄ターボ
最高出力:245ps/5500rpm
最大トルク:350N・m(35.7kgm)/1500-4800rpm
トランスミッション:電子制御8速AT
駆動:電子制御 AWD
タイヤ:225/45R18
最小回転半径:5.4m
燃料消費率 JC08モード:14.8㎞/ℓ
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