マツダの第7世代商品群の第一弾マツダ3と第二弾MazdaCX-30のサイズ比較 マツダCX-30をMAZDA3のサイズと比べてみる。 どっちが大きいのか?
- 2019/08/27
-
Motor Fan illustrated編集部

まさかの二桁シリーズとして登場したマツダのミドルクラスSUV・CX-30。新世代SKYACTIVの第二弾というアナウンスがされている。ならば第一弾とはどのように違うのかを調べてみた。
CX-3の新型か?と思ったらCX-30。CX-4よりも小さく、CX-3よりも大きい。そして間違いなくMAZDA3の設計思想/生産手法を用いて作られているクルマである。
サイズの違いは以下のとおり。
全長4460 全幅1795 全高1440 軸距2725 【MAZDA3】
全長4395 全幅1795 全高1540 軸距2655 【CX-30】
ホイールベースを含め、思いのほかCX-30は小さいようだ。



前軸から前ドアのパーティションライン(そしておそらく室内フットボードまわり)までの距離は完全に一致、オーバハングは少しだけCX-30のほうが長いようだ。リヤまわりは大きく異なり、両車ともにリヤドアの傾斜は強く、その後ストンと直角に切り落とされているのも似ている。こうして重ねてみると、MAZDA3が非常にうしろに向かって伸びやかな形状としていることも見て取れるだろう。
キャビンについてはCX-30は6ライト、MAZDA3は4ライト。それにしてもMAZDA3のCピラーまわりは今なお驚かされる思い切りの良さだ。ショルダーラインが大きく上がっているのに腰高に見えないのは、下半身を大きく覆う樹脂パーツのおかげか。

正面視比較。MAZDA3が登場したときに「ずいぶん低く構えるクルマだな」と思ったのは、こうして両車を比較してみるとなお際立つ。あらためて眺めると、MAZDA3はフロントバンパーにランプ類の追加がまったくないのが驚き。対するCX-30はSUVらしく大きなロワーバンパーを構えたりグリルが二層になっていたりと、厚さ方向でさまざまな演出を施している。

後方視比較。MAZDA3はリヤドア開口部下端がずいぶん上にあって、正直使いにくそうだなと思ったのがこの比較からもわかる。CX-30は開口部形状が矩型に近く、開口部高さとも相まって使い勝手に優れそう。画像から判断するに、ドアオープナーはおそらくナンバー灯の間に備わる電子スイッチ式だろう。
フロントのデザイン処理と同様に、CX-30はリヤまわりもバンパーロワーを大きな樹脂で覆い、下半身の安定感を視覚的にも訴える。MAZDA3は光沢のあるブラックのロワーバンパーで、フロアから巻き上げラッピングするかのような処理としている。

ボディを重ねてみると、フロントメンバー、ストラットマウント、フロアボード、バルクヘッド、サイドメンバー、サイドシル、センタートンネルなどは一致する。サイドメンバーの1列目について、右と左でテンションを変えているのも同じである。リヤ後端に超高張力鋼板を用いて固め、リヤメンバーと接続する構造なのも同一。全長が異なり、CX-30のほうが短いのはご覧いただいたとおりだが、リヤメンバーとレインフォースの位置を見る限り、ボディの状態ではさほど長さの違いは見受けられない。パネル類やバンパー形状でサイズの違いを創出しているのだろう。
ピラー/ルーフについてはCX-30のほうがゆるやかな円弧を描いていて、Aピラー根本、Bピラーの根本はともに同形状、当然ながら高さが違うのでフランジの立て方などを工夫している。Cピラーについては、まっすぐ鉛直に落ちているMAZDA3のほうが、屈曲しているCX-30よりも剛性が高く思える。

フロントサスペンションの比較。サブフレームをはじめ主要部材はほぼ一致。SUVで重量が嵩むためか、ブレーキロータ径が拡大されているのにつられて、ドライブシャフトの下半角も強くなっている。ダンパー/ばねも、形状は同じに見える。

リヤサスペンション。ビーム部およびピボット部は完全に一致、トレーリングアーム部に少々の違いが見受けられる。フロントと同じくやはりロータ径が異なり、ダンパーのマウント位置と角度も違うようだ。
|
|

自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebおすすめのバックナンバー
フランクフルト・モーターショー2019

ついに来た! 新型ランドローバー・ディフェンダー降臨! Gク...
- 2019/09/10
- ニューモデル

〈新型ランドローバー・ディフェンダー〉新着写真続々! Gクラ...
- PR
- 2019/09/12
- ニューモデル

ホンダの100%EVモデル「Honda E」市販車がデビュー! 約348...
- 2019/09/10
- ニューモデル

コンセプト4は4シリーズの未来形!? BMWの超攻撃型デザイン現...
- 2019/09/10
- ニューモデル

フォルクスワーゲンの小型EV「ID.3(アイディ.3)」デビュー...
- 2019/09/10
- ニューモデル

「AI:Trailクワトロ」はアウディの示す近未来EVオフローダー...
- 2019/09/10
- ニューモデル
マツダ3特集

マツダ3セダン「間違いなく、いまもっとも美しいセダン!」 ...
- 2019/09/10
- インプレッション

日本仕様のSKYACTIV-Xは、なぜハイオク仕様で圧縮比15.0なの...
- PR
- 2019/09/09
- トピック
「マツダは裏切らない」実用性を失うことなく美しいデザイン...
- 2019/09/06
- コラム・連載記事
マツダ3 ファストバックXD:600km走ってその完成度は? 燃費...
- 2019/08/26
- インプレッション
マツダ3、人気のカラーは? パワートレーンは? ファストバ...
- 2019/08/29
- ニュース
マツダ3 ファストバックXD:vs VW ゴルフ 走り慣れた都内の...
- 2019/08/28
- インプレッション
ジムニー特集
関東屈指のロングダートを制覇せよ! 秋鹿大影林道&万沢林道...
- 2019/08/17
- コラム・連載記事
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計って...
- 2019/08/09
- インプレッション
スズキ・ジムニーシエラを測って測って測りまくる。高さは? ...
- 2019/08/14
- コラム・連載記事

結局、スズキ・ジムニーのリジッドアクスルは何がスゴイのか?
- 2019/07/01
- ニューモデル
オービス対策‼ 交通取締情報局

移動オービスは何km/hオーバーで光る? 最低検挙速度独断検...
- 2018/11/11
- TOPICS
みんながオービスと見間違えちゃうNシステムの怖さを検証!...
- 2017/10/02
- TOPICS

スピード超過が事故につながる首都高速道路のオービスポイン...
- 2019/09/10
- オービス情報
令和2年、ついに「あおり運転」の罰則も強化へ! どうなる!? ...
- 2019/09/08
- TOPICS
Motor-Fanオリジナル自動車カタログ
自動車カタログTOPへMotor-Fan厳選中古車物件情報

マツダ MAZDA3ファストバック
15Sツーリング 純正ナビ 純正アルミ 衝突軽減ブレーキ
中古価格 219.8万円

マツダ MAZDA3ファストバック
15Sツーリング ナビTV360°ビューカメラ ETC
中古価格 250.9万円

マツダ MAZDA3ファストバック
15Sツーリング4WD シグネチャースタイル 360°ビュー
中古価格 258万円

マツダ MAZDA3ファストバック
15Sツーリング SDプラス Bカメラ ETC
中古価格 219.8万円

マツダ MAZDA3ファストバック
XDバーガンディ セレクション
中古価格 285万円