6ポット対向型高性能ブレーキキャリパー アドヴィックス：レクサスLC500/500hに採用された高性能ブレーキ

• 2017/05/17

• Motor Fan illustrated編集部

  

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5月24-26日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 横浜2017」」は世界的に見てもハイレベルで大規模な自動車技術展だ。アドヴィックスは、レクサスLC500/500hに採用された高性能ブレーキシステムの展示を行なう。

アイシングループでブレーキシステム・パーツの開発と製造を担うアドヴィックス。ブレーキサプライヤーとしては国内トップ、回生協調ブレーキシステムでは世界一のシェアを誇る。

今回のトピックは2017年3月に発表のブレーキキャリパーで、レクサスLC500／500hに採用された高性能高機能モデル。開発品は6ポットの対向型で、鋳造モノブロック構造を採る。対向型だけに、片側3ピストンながらパッドの受動圧力は浮動型に対して均一傾向であり、偏りや変形などを極小に抑えられることで高い制動力と耐フェード性能を実現している。センターピンでトルクを受ける構造も特長のひとつで、世界初の試みだ。実際に手に取ると見た目の大きさとは印象が大きく異なる軽さで、構造と形状に工夫を凝らし強度・剛性と軽量化を両立したことが実感できる。