3.8Lツインターボは607ps・750Nmを叩き出し、0-100km/h加速2.9秒、最高速度330km/h！「ポルシェ911ターボS」を上回る最強モデル「エクスクルーシブシリーズ」が全世界500台限定で発売！

2017/06/23
遠藤正賢

ドイツ・ポルシェAGは6月8日、ポルシェ911の最強バージョン「ターボS」をベースに、3.8L水平対向6気筒ツインターボエンジンを27ps・50Nm高め、607ps・750Nmへ進化させた「エクスクルーシブシリーズ」を、全世界500台限定で販売することを発表した。日本での販売価格、限定台数は現時点では未定。

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なお、「エクスクルーシブシリーズ」は標準のターボSと異なり、従来の「ポルシェ・エクスクルーシブ」に代わるドイツ・ツッフェンハウゼン本社の新しい「Porsche Exclusive Manufaktur（ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥア）」において、手作業で精緻に仕上げられる。

ドライサンプ式の専用エンジンは7速DCTおよび4WDシステムと組み合わせられ、0-100km/h加速2.9秒、0-200km/h加速9.6秒、最高速度330km/hを達成。かつEU複合モード燃費は9.1リッター/100km、CO2排出量は212g/kmと、標準モデルと同等の環境性能を維持している。

シャシーには、ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム（PASM）を備えたアクティブスポーツシャシー、スポーツクロノパッケージ、リアアクスルステアリング、アクティブ制御によるロール抑制システム「ポルシェダイナミックシャシーコントロールシステム（PDCC）」を標準装備した。

エクステリアでは、専用ボディカラーとしてゴールデンイエローメタリックを設定。CFRP製のボンネット、ルーフ、サイドスカートを装着し、ルーフとボンネットには2本のカーボン柄ストライプ、フロントフェンダーには「Porsche Exclusive Manufaktur」プレートを貼付する。

リヤまわりにはターボエアロキット、新デザインのエプロン、カーボン製ラムエアスクープ、2組のブラック塗装ステンレススチール製ツインテールパイプを備えたエグゾーストシステムを装着した。

足下には、ゴールデンイエローメタリックのラインを施したブラックのセンターロック式20インチホイールを標準装備。「ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ（PCCB）」のブレーキキャリパーも、ゴールデンイエローメタリックのPORSCHEロゴ入りブラック塗装を与えている。

室内には、2層のパンチングレザーを使用し、ゴールデンイエローのストライプ、ステッチ、ヘッドレスト「Turbo S」刺繍ロゴで彩った18way電動調整式スポーツシートを装着。アルカンターラのルーフライニングにも、ゴールデンイエローのダブルストライプを施した。そのほか、「Exclusive Series」イルミネーション付きCFRP製ドアエントリーガード、リミテッドエディションナンバープレートを装着する。

さらに、ポルシェデザインによる、車両と同じデザインのエクスクルーシブクロノグラフが500個限定で製作される。

ダイアルにはカーボン模様のストライプに加え、車両と同じ塗装が施される。ケースは黒の炭化チタンコーティングを施した軽量チタン製だ。

ローターは911ターボSエクスクルーシブシリーズのリムに合わせてオリジナルカラーで塗装。巻き上げ機構にはポルシェ特有のセンターロックが備わり、ムーブメントにはポルシェクレストが描かれる。