予防安全技術が「ホンダセンシング」へアップグレード ホンダ・フィットが内外装、走りとも全方位的に進化!
- 2017/07/10
- 遠藤正賢

本田技研工業(ホンダ)は6月29日、Bセグメントの小型5ドアハッチバック「フィット」をマイナーチェンジ。6月30日より販売を開始した。
2013年9月の現行3代目発売以来初のマイナーチェンジとなる今回は、従来のレーザーレーダーを用いた「シティブレーキアクティブシステム」から、単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせた「ホンダセンシング」へ、予防安全技術をアップグレード。「13G・F」(オプション設定)、「ハイブリッド」(設定なし)、「ハイブリッド・F」(オプション設定)を除く全グレードに標準装備した。
エクステリアは、前後ともウィング形状のバンパーを与えることで、低重心で安定感のあるスタイルを構築。フロントグリルとヘッドライトが連続するフロントマスクを備えたほか、インラインタイプのLEDヘッドライトとLEDフォグランプ、導光チューブを採用したLEDリヤコンビネーションランプを設定して、上質感を高めている。
「RSホンダセンシング」と「ハイブリッド・Sホンダセンシング」はさらに、専用デザインの前後スポーティバンパーとフロントグリル、サイドシルガーニッシュ、大型テールゲートスポイラー、ブラックドアミラー、16インチアルミホイールを装着して迫力をアップ。
さらに「RSホンダセンシング」は、バンパーにオレンジライン、フロントグリルおよびリヤライセンスガーニッシュにダーククロームメッキバーを加えてスポーティさを強調。「ハイブリッド・Sホンダセンシング」はバンパーにシルバーライン、フロントグリルにブルークロームメッキバーを加えることで先進性を強めている。

インテリアは質感アップを主眼に改良が加えられ、スピードメーターの色が白基調に変更。ハイブリッド専用セレクトレバーのグリップ部が、「ハイブリッド・Sホンダセンシング」はクロームメッキ、それ以外のグレードはシルバーに変更された。
シートおよびドアトリムは、黒を基調に洗練されたイメージを付与。「RSホンダセンシング」はオレンジ、「ハイブリッド・Sホンダセンシング」はシルバーの、エクステリアと共通のアクセントカラーでコーディネートされている。
そして、「15XLホンダセンシング」と「ハイブリッド・Lホンダセンシング」に、ソフトウィーブとプライムスムース(人工皮革)を組み合わせたものを標準装備。さらに、ウルトラスエード(人工スエード)とプライムスムースを組み合わせた「プレミアムブラウン・インテリア」をメーカーオプション設定している。

エンジンは全タイプとも、カムシャフトの中空径を16mmから17mmへ拡大し軽量化したほか、ブロック軸間にスリットを入れることで冷却効率を高めてノッキングを抑制。ピストンおよびチェーン摺動部のフリクションも低減させた。
ハイブリッド車用1.5Lアトキンソンサイクルエンジンではさらに、吸気ポートの流動性を高めつつ、ナトリウム封入中空排気バルブを採用して、ノッキングを抑制しつつ燃焼安定性を向上。燃焼室のヘッドおよびピストン形状を変更してS/V比(表面積と容積の比)を下げることで、燃焼効率を高めている。

空力面では、Aピラーおよびフロントバンパースポイラーの形状を変更し、Cd値を1.5%ダウン。燃費と走りを高次元で両立させた。

ボディも細部まで改良が加えられた。ルーフサイド、サイドシルエクステンション、センターパネルロアー、リアクォーターパネル、リアピラーに補強材を追加。前後ダンパーベース、リアダンパースプリングベースブラケット、ステアリングギアボックスステーの板厚を増すことで、剛性を高めている。
それに合わせ、ステアリングのベアリング部の剛性を高め、ダンパーのバルブ構造を変更。ロールを抑え、ステアリングレスポンスを向上させながら、乗り心地も改善した。

さらに、全車でメルシートの板厚を2mmから3mmにアップしたほか、1.5リッターガソリン車および「ハイブリッド・Sホンダセンシング」ではダッシュボードインシュレーターの面積あたり重量を5kg/m2から7kg/m2へ増大。
「ハイブリッド・Sホンダセンシング」ではさらに、マスダンパーをエンジンマウントに配置したほか、フロアアンダーカバーの素材をプラスチックから吸音効果のある不織布に変更。各部の吸音断熱材とフロントコーナーガラスの板厚をアップし、遮音ガラスも用いることで、静粛性を大幅に改善している。
価格は1,428,840~2,367,360円。
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