島下泰久が袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて全開で向き合う! (PR) 【連載】ホンダNSX再考②「全開で試す、NSXのドライビング術」《動画レポートあり》
- 2018/08/27
- GENROQ編集部

デビュー以来、一部の層から常に“つまらない”と言われるホンダNSX。その要因は、様々があるのは分かっているだけに改めて実践する必要がある。そこで今回は、袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて全開テストを決行!車両の特性を理解したうえで、どう走らせるのが最善なのかを探った。
REPORT◎島下泰久(Yasuhisa Shimashita) PHOTO◎宮門秀行(Hideyuki Miyakado)
正しい”乗り方”を探る。
いや、もちろんそれをすべて否定するつもりはないのだ。カタログ数値で1800kgの車重は、おそらく皆さんの想像、あるいは期待を超えているに違いない。ステアリングフィールも、もっと密度が高ければとは感じている。
しかしながら、トルクベクタリングに関して言えば、これはドライビングが作用する部分が大きいのではないかというのが、デビュー当時にアメリカはパームスプリングスと日本の鈴鹿というサーキットに、京都のワインディングロードで試した結果としての筆者の確信だ。端的に言えば、NSXは自分の今までの走りをアップデートさせた、新しい時代のドライビングを求めているのではないか、ということである。
改めて言うまでもなく、1周2436mの袖ヶ浦のコースは鈴鹿よりもタイト。しかしながらストレートは400mあり、また大小様々なRを持つ14ものコーナーが備わるなど、NSXのようなハイパフォーマンスカーのポテンシャルを確認するにも十分以上のコースと言える。FIA規格に則るなど、安全面にに最大限に配慮されているのも見逃せないポイントである。
早速、走らせてみよう。今回、タイヤはノーマル。走行モードは最初からTRACKでコースに入った。
それを無理やり曲げてアクセルを一気に踏み込むと、嫌な部分が顔を出す。車重があるせいか思った以上にアンダーステアが強く感じられるし、それでもアクセル開度が大きいままだと、限界の高いリヤは、ブレイクする時の動きがやや急。しかも、カウンターステアが当たった状態でアクセルの踏み込み量が多くなると、車体が舵角の当たった外側に飛ばされそうになるといった具合だ。
けれど、それだけでこのクルマのハンドリングを評価するのは間違いである。必要なのは、頭をNSXの特性に合った走りに切り替えること。具体的には、車重を意識し、そしてフロント2モーターのトルクベクタリングを活かすのである。
あるいは4WD的な走り方と言ってもいい。もちろん、事実としてNSXは4WDなのだが、ミッドシップらしいシャープな旋回感覚と、同時にミッドシップにしては重いフロントが同居していて、そこも走りを難しいものにしている感覚がある。アンダーステアを出さず、うまい旋回姿勢を作り出し、アクセルでフロントから引っ張り出す。これがうまくキマった時のコーナリングは、いわゆるゼロカウンターで爽快だし、体感としても速い! のである。
もちろん現状に100%満足というつもりはない。不満は他にもまだまだある。けれど言いたいのは、ポテンシャルと向き合い、自分のドライビングの癖や習慣を一旦リセットして最新型にアップデートしていけば、NSXは圧倒的なスピードを引き出せるクルマだということだ。それはスポーツドライビングに、知性という項目を持ち込むことだと言ってもいいかもしれない。


【SPECIAL THANKS】
本田技研工業 ➿0120-112010
袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ ☎0438-60-5270
【連載】ホンダNSX再考①「鈴鹿までロングラン」《動画レポートあり》
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