プジョー308が新設計の1.5ℓクリーンディーゼルを搭載〈Peugeot 308〉

2018/12/17
MotorFan編集部

プジョー主力モデルである308に新型エンジン＋8速オートマチック＋アクティブクルーズコントロールなどを追加導入した新ラインナップが発売された。一番のハイライトは、完全新設計の1.5ℓクリーンディーゼルが搭載されたことだろう。

すべての写真を
見る

　2016年11月の国内デビュー以来、クリーンディーゼル搭載モデルとして高く評価されているBlueHDiに、このたび新開発1.5ℓクリーンディーゼルエンジン（DV5エンジン）と新世代電子制御8速オートマチックEAT8を組み合わせ、さらに運転支援機能やアクティブクルーズコントロールを特別仕様車に標準装備することが明らかにされた。

　今回搭載される1.5ℓクリーンディーゼルエンジンは、今後のグループPSAのディーゼル戦略の中心となる新開発エンジンだ。従来の1.6ℓ（DV6エンジン）に比べ、ダウンサイジング化したにもかかわらず、従来比+10psの最高出力130psを誇り、低回転から高回転域まで全域で従来型エンジンを上回るパワー/トルクを発揮する。さらに燃費はJC08モードにおいて 308 Allure BlueHDiで従来型比+15.7%の24.3km/ℓ（従来型は21.0km/ℓ）など、大幅な向上を実現している。また、現状の排ガス規制（EURO6.2）をクリアし、今後のより厳しい規制にも対応できるポテンシャルを有している。

　これら性能向上には、シリンダーヘッドの完全新設計や2009年ル・マン24時間を制覇したプジョー908HDi FAPの設計を反映させた燃焼室形状、フリクション軽減のための各部DLC（ダイヤモンドライクコーティング）処理、2000バールの新インジェクション、新排気浄化システムSCRFなどの採用が寄与していまるという。

　一方、ガソリンエンジンもヨーロッパでの新しい規制、EURO6.2に対応するために各部の改良をが施されている。新インジェクションシステムを採用し、250barの高圧燃料噴射ポンプやふたつのセンサー、そしてガソリン専用GFP（Gasoline Particle Filter）を搭載、さらにターボチャージャーの制御を電子制御式に変更するなど、その改良項目は多岐に渡っている。

プジョー308　ディーゼルエンジン搭載車ラインナップ
1.5ℓ直列4気筒ディーゼルターボ＋8速AT
最高出力：96kW（130ps）/3750rpm
最大トルク：300Nm/1750rpm

308 Allure BlueHDi：304万9000円
308 SW Allure BlueHDi：329万7000円
308 GT Line BlueHDi：¥329万9000円
308 SW GT Line BlueHDi：354万7000円

プジョー308　ガソリンエンジン搭載車ラインナップ
1.2ℓ直列3気筒ターボ＋8速AT
最高出力：96kW（130ps）/5500rpm
最大トルク：230Nm/1750rpm

308 Allure：¥283万9000円
308 SW Allure：308万7000円
308 GT Line：308万9000円