スズキ・スイフトスポーツをホンダ・フィットRS、日産マーチニスモS、アバルト595と徹底比較!〈インパネ/シート/ラゲッジスペース/スペックetc……〉
- 2019/07/22
- ニューモデル速報

百万円代で手に入るスポーツカーとして、その登場以来の世界中の好事家に人気のスイフトスポーツが三代目へ進化している。今回は、フィットRS、マーチニスモS、アバルト595という並み居るライバルたちと、コクピット、ユーティリティ、スペックなどを写真と数値で横比較してみたい。
REPORT●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo)(身長=173㎝)
※本稿は2017年9月発売の「新型スイフトスポーツのすべて」に掲載されたものを転載したものです。車両の仕様が現在とは異なっている場合がありますのでご了承ください。
スズキ・スイフトスポーツ

全長と全高はマーチと同等だが、全幅は1.7mを超えるため3ナンバー登録となる。とはいえ、全長がコンパクトで最小回転半径も5.1mと小回りが効くので、とくに取り回しに気を使う必要はない。

レッドの専用加飾や本革巻きのマルチファンクションステアリングなど、多数の専用装備を備え、スポーティな雰囲気づくりでは頭ひとつ抜けた印象。メーター文字盤のカラーを左右で分ける演出も効いている。
専用開発されたセミバケットシートは、ホールド性だけでなく座り心地も良好。運転席にはシートヒーターも標準装備される。後席ニークリアランスは約160㎜、頭上空間は約40㎜と必要十分。スイフト標準車と同等の居住性を備える。

ホイールベースはマーチと同寸だが、全長が長い分、荷室の奥行きも広い。後席は6対4分割可倒式を採用しているが、背もたれを倒すと少し段差ができる。
ホンダ・フィットRS

「RS Honda SENSING」は、オレンジのラインが入った専用フロントバンパーや大型テールゲートスポイラーを装備。四車の中ではホイールベースと全高が最も大きく、そのため室内空間も広い。

「RS Honda SENSING」は、オレンジの差し色を入れたスポーティなインテリアのほか、本革巻きステアリングやステンレス製ペダルを採用。メーターやマルチディスプレイの表示内容は他のグレードと共通だ。
シートにも「RS」専用カラーを採用するが、形状はいたって普通。スポーツシートというほどのホールド感は期待できない。後席は膝前が約220㎜、頭上が約50㎜とかなり広く、シートにはリクライニング機構も装備されている。

奥行きは通常時でも十分に広く、フロア手前側の最大幅も120㎜と他車より広い。後席はダイブダウン機構付きの6対4分割可倒式でフラットフロアを実現。
日産マーチニスモ S

前後バンパーやルーフスポイラーは「NISMO」専用の意匠。だがマーチ自体が女性向けにマーケティングされていることと、かわいいルックスの影響により、スポーティさより愛嬌が勝ってしまう。

本革/アルカンターラ巻きステアリングやピアノ調フィニッシャー、220㎞/hスケールメーターなど、内装にも「NISMO」専用品を採用。車速感応式電動パワーステアリングには専用チューニングが施されている。
「NISMO S」にはレッドステッチとロゴが入った専用スポーツシートを標準装備。サイドサポートも大きく、ホールド性に優れる。後席は膝前が約120㎜、頭上が約40㎜と、まずまずの広さを確保。ただし、シートのつくりは平板だ。

スイフトスポーツと比べると幅と奥行きは大差ないが、深さがないために容量は小さい。後席シートは左右一体可倒式で、格納時には大きな段差ができる。
アバルト595

フィアット500がベースだけに極めてコンパクト。3ドアなので居住性や乗降性もそれなりだ。インタークーラー冷却用の大きな開口部が、ベビーギャングを彷彿させる強面を生み出している。

フィアット500のポップなデザインに、蠍マークで毒気をプラス。イグニッションオンでアバルトのロゴが浮かぶメーターのすぐ近くには、エンジンやパワステの制御を変化させるSPORTスイッチも装備される。
前席にはヘッドレスト一体型のスポーツシートを標準装備。運転席シートリフターは座面先端を基準に後端側が上下する。2名掛けの後席はニークリアランスが70㎜あるのに対して、頭はルーフにつっかえてしまい、窮屈な体勢を強いられる。

傾斜したテールゲートの影響から天地が狭く、トノカバーまでの高さは530㎜。後席は5対5分割可倒式だが、背もたれを倒してもあまり広くはならない。
モーターファン別冊・ニューモデル速報 ニューモデル速報 Vol.559 新型スイフト スポーツのすべて
これまでの1.6L自然吸気エンジンから、スイフトスポーツ初の1.4L直噴ターボエンジンへとスイッチし、大幅なトルクアップを実現。加えてワイドトレッド&ワイドフェンダーの3ナンバーボディとなりながら1tを切る軽量ボディで、”史上最速のスイフトスポーツ”の称号に相応しい速さを身に着けました。
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