3.8Lツインターボ＋7速DCTで0-100km/h加速は2.8秒、最高速度340km/h！ 700ps・750Nmのストリートポルシェ最強「911 GT2 RS」、3656万円で発売！

• 2017/07/31
• 遠藤正賢

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ドイツ・ポルシェAGは、6月30日から7月2日にイギリスで開催された「グッドウッド“フェスティバル・オブ・スピード”」で、公道走行可能なモデルとしてポルシェ史上最も速く最もパワフルなRR（リアエンジン・リアドライブ）レーシングスポーツ「911 GT2 RS」をワールドプレミア。そしてこのほど、日本での販売価格が36,560,000円と発表された！

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後輪よりも後ろに搭載され、後輪のみを駆動する3.8L水平対向ツインターボエンジンは、580ps・700Nmを発する「911ターボS」用エンジンをベースに、大型ターボチャージャーにインタークーラーウォータースプレーを備えた冷却システム、「911ターボ」用より7kg軽い専用開発のチタン製エグゾーストシステムを装着。「911ターボS」より120ps・50Nm、先代「911 GT2 RS」より80ps・50Nmアップの700ps・750Nmを発生する。

これに専用セッティングの7速DCTと組み合わせるとともに、車重を1470kgにまで軽量化することで、0-100km/h加速2.8秒、0-200km/h加速8.3秒、最高速度340km/hを達成している。EU複合モード燃費は11.8L/100km、CO2排出量は269g/km。

リアアクスルステアとフロント265/35ZR20・リア325/30ZR21のウルトラハイパフォーマンス（UHP）タイヤを備えたシャシーには、スポーツモードを備えた専用セッティングの「ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム（PSM）」が与えられ、「ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ（PCCB）」を標準装備。サーキットでの旋回性能と制動力が大幅に強化された。

開口部が拡大されたエアインテークとエアアウトレット、大型リアウィングが特徴的なエクステリアは、エンジンフード、フロントフェンダー、ホイールハウジングベント、スポーツデザインドアミラーのアウターシェル、リアサイドセクションのエアインテーク、リアエンドの部品にCFRP（炭素繊維強化樹脂）、ルーフにマグネシウムを採用。各パーツの側面には幅広いキャラクターラインが入れられる。

さらに、30kgの軽量化をもたらす「ヴァイザッハパッケージ」をオプション設定。ルーフ、スタビライザー、前後アクスルのカップリングロッドはCFRP製、ホイールはマグネシウム製となるほか、フロントのラゲッジコンパートメントリッドおよびカーボン模様仕上げのルーフには、ボディカラー同色のセンターストリップがあしらわれる。

ロールケージが装着され2シーター化されたインテリアは赤のアルカンターラ、黒のレザー、カーボン模様仕上げの部品でコーディネートされ、パドルシフト付き「GT2 RSスポーツステアリングホイール」とフルバケットシートを装着。オーディオ、ナビ、通信を一括制御する「ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム（PCM）」には「コネクトプラスモジュール」と「ポルシェトラックプレシジョンアプリ」が含まれ、走行データの詳細な記録、表示、分析をスマートフォン上で行うことが可能となっている。

さらに、オプションの「クロノパッケージ」を装着すると「パフォーマンスディスプレイ」が追加され、コースタイムの表示、保存、評価が可能に。ダッシュボード上のアナログ／デジタルストップウォッチのほか「ラップトリガー」も付属し、スタート／フィニッシュラインに設置された外部マーカーと組み合わせて「ポルシェトラックプレシジョンアプリ」を使用することで、ラップタイムを極めて正確に記録することができるようになる。

そのほか、ポルシェデザインはポルシェのモータースポーツ部門と共同で「911 GT2 RSクロノグラフ」を開発。その心臓部には、ポルシェデザインが3年を費やして開発したクロックムーブメント「キャリバー01.200」が初めて搭載され、クロノグラフ停止→リセット→計測再開を自動的に素早く連続して行うフライバック機能と、荷重経路を改良したムーブメントブリッジが備えられている。

チタン製ケース、タングステン製巻き上げローター、カーボン製文字盤を装着し、車両と共通テイストのデザインが与えられた、この「911 GT2 RSクロノグラフ」は、911 GT2 RSオーナーにのみポルシェ正規ディーラーで販売される。