ヤマハのクルマ第三弾はピックアップスタイル 【ヤマハの車】バイク2台積める!サスペンションがカッコイイ!「クロスハブコンセプト」【東京モーターショー】
- 2017/10/29
- MotorFan編集部 山田 俊輔

10月25日、東京ビックサイトにて開幕した第45回東京モーターショー2017。同日のヤマハ・プレスカンファレンスでアンヴェールされたクロスハブコンセプトは、ヤマハとして第三弾となる自動車。ヤマハだからこそ実現できたスタイリッシュな出で立ちは、大きな注目を集めていた。
今回の東京モーターショーでアンベールされた「CROSS HUB CONCEPT (クロスハブコンセプト)」は、 “ヤマハ”らしさがふんだんに凝縮されたピックアップスタイルのクルマであった。
ヤマハからのクルマの提案は過去に2度ほど。2013年のモーターショーにおける「MOTIV」、2015年の「スポーツライドコンセプト」、そして今回のクロスハブコンセプトが第三弾となる。
プレスリリースには次のように紹介されている。
「さまざまな商材を持つヤマハだからこそ、モビリティが持つ遊びの可能性を知り、すべてのフィールドを駆け抜ける楽しみを提供できる――。アクティブ&アーバンなライフスタイルをつなぐ、ヤマハファンのための提案です。ユニークなダイヤモンドレイアウトのシート配置によって、コンパクトなパッケージでも2台のモーターサイクルを搭載できる、『ヤマハの遊びをリードする』デザインコンセプトモデルです」
確かに、クルマ全体をぐるりと見渡すと、ヤマハの“さまざまな商材”との関わりがいくつも垣間見えた。

まずはオートバイを積載できるトランポとしての性能。オートバイメーカーでもあるヤマハとあって、コンパクトなリヤデッキスペースながらも大小2台のバイクの積載を可能としている。
この2台積み実現の要となっているのが、ダイヤモンドレイアウトの4人乗りシート。最後列を1人乗りとすることで、シート左右にバイクのタイヤを差し込めるスペースを確保。独特のシートレイアウトは単に奇をてらっているわけではなく、限られたリヤデッキスペースを有効に活用するための理にかなったカタチなのである。



またリヤデッキの底板の素材もヤマハならではで、ボート技術で採用されているものと同じ「ウッド材」を使用しているのがユニーク。そのデッキの奥には2本のサスペンションも見どころ。ここにも同社のバギーで採用されている「マルチリンクサス」の機構が用いられているのだ。
運転席、助手席ドアの音叉マークをプッシュして開閉。サイドミラーではなく、カメラ(音叉マークの隣に配置)とモニターで後方確認する「電子ドアミラー」を採用しているのも特徴的である。

インテリアにもヤマハらしさが光る。オレンジを基調とした内装に、バイクの内装を思わせるメーターユニットを組み合わせ、オーディオ&スピーカーには総合楽器メーカーのヤマハ株式会社製のものを選択。このクロスハブコンセプトは、発動機と楽器の垣根を超えたヤマハ一丸となったとカタチといえそうだ。
ヤマハではMOTIVやスポーツライドコンセプトといった先だって発表されたモデルたちの開発も継続しているということから、ヤマハの4輪参入はわりと近い将来に訪れることだろう。
【諸元】
■全長×全幅×全高=4,490 mm×1,960 mm×1,750mm
■乗車定員=4
|
|

自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebおすすめのバックナンバー
自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア
「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ
ヤマハ発動機株式会社
2輪車用車体コンポーネント設計
年収
450万円〜750万円
勤務地 静岡県磐田市新貝2500本社へ配属予定です。
この求人を詳しく見る
東証プライム上場、世界首位級シェアをもつクラッチメーカー
機械設計<クラッチ>
年収
450万円〜750万円
勤務地 静岡県浜松市
この求人を詳しく見る
「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

ヤマハ発動機株式会社 2輪車用車体コンポーネント設計
年収 | 450万円〜750万円 |
---|---|
勤務地 | 静岡県磐田市新貝2500本社へ配属予定です。 |
東証プライム上場、世界首位級シェアをもつクラッチメーカー 機械設計<クラッチ>
年収 | 450万円〜750万円 |
---|---|
勤務地 | 静岡県浜松市 |
フランクフルト・モーターショー2019

ついに来た! 新型ランドローバー・ディフェンダー降臨! Gク...
- 2019/09/10
- ニューモデル

〈新型ランドローバー・ディフェンダー〉新着写真続々! Gクラ...
- PR
- 2019/09/12
- ニューモデル

ホンダの100%EVモデル「Honda E」市販車がデビュー! 約348...
- 2019/09/10
- ニューモデル

コンセプト4は4シリーズの未来形!? BMWの超攻撃型デザイン現...
- 2019/09/10
- ニューモデル

フォルクスワーゲンの小型EV「ID.3(アイディ.3)」デビュー...
- 2019/09/10
- ニューモデル

「AI:Trailクワトロ」はアウディの示す近未来EVオフローダー...
- 2019/09/10
- ニューモデル
マツダ3特集

マツダ3セダン「間違いなく、いまもっとも美しいセダン!」 ...
- 2019/09/10
- インプレッション

日本仕様のSKYACTIV-Xは、なぜハイオク仕様で圧縮比15.0なの...
- PR
- 2019/09/09
- トピック
「マツダは裏切らない」実用性を失うことなく美しいデザイン...
- 2019/09/06
- コラム・連載記事
マツダ3 ファストバックXD:600km走ってその完成度は? 燃費...
- 2019/08/26
- インプレッション
マツダ3、人気のカラーは? パワートレーンは? ファストバ...
- 2019/08/29
- ニュース
マツダ3 ファストバックXD:vs VW ゴルフ 走り慣れた都内の...
- 2019/08/28
- インプレッション
ジムニー特集
関東屈指のロングダートを制覇せよ! 秋鹿大影林道&万沢林道...
- 2019/08/17
- コラム・連載記事
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計って...
- 2019/08/09
- インプレッション
スズキ・ジムニーシエラを測って測って測りまくる。高さは? ...
- 2019/08/14
- コラム・連載記事

結局、スズキ・ジムニーのリジッドアクスルは何がスゴイのか?
- 2019/07/01
- ニューモデル
オービス対策‼ 交通取締情報局

移動オービスは何km/hオーバーで光る? 最低検挙速度独断検...
- 2018/11/11
- TOPICS
みんながオービスと見間違えちゃうNシステムの怖さを検証!...
- 2017/10/02
- TOPICS

スピード超過が事故につながる首都高速道路のオービスポイン...
- 2019/09/10
- オービス情報
令和2年、ついに「あおり運転」の罰則も強化へ! どうなる!? ...
- 2019/09/08
- TOPICS