Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. トピック

Part1. 中国車の「車」としての進化にびっくり 品質を高めてきた中国メーカー

  • 2017/04/28
  • CAR STYLING編集部 松永 大演
このエントリーをはてなブックマークに追加

長城汽車(Great Wall)のSUV部門のHAVALは、中国で最も売れているといわれるHABALというモデルを擁する。こちらは最新モデルのH6。
では何がすごいか。カースタイリング誌では長く中国車を取材してきたが、その経験と今回のショーで痛感したのは、品質が急速に高まってきたことだ。また同誌ではその進化の高さから、2015年より中国自主ブランド(純粋な国内ブランド)を対象とする「中国カーデザインアワード」を開催し、今年で3年目に入った。そこで審査員が口を揃えて語るのもまた、製造に関わる部分まで含めての品質の高さだ。
「日本が30年かけてやってきたことが、すでにいくつかの中国車ではできている。この出来の良さは、日本車のデザイナーというより、むしろエンジニアに見て欲しい」といった感想も漏れた。
ダイナミクスに関わる技術については、日本にはまだ遅れる部分は多いがおそらく多くの日本人に「これでも十分」と思わせるだけの仕上がりではあると思う。
デザインの分野だけみても、世界のどのメーカーもあらゆる国のデザイナーが働いている。それは中国においても同様だ。そして現在、中国企業でデザイン部長となっている人たちは、中国人でありながら欧州のメーカーでの経験を持って中国企業に戻ってきている例も増えている。
例えば上海汽車の邵景峰( Shao Jingfeng )氏はVWから、広州汽車の張帆( Zhang Fan )氏はメルセデス・ベンツでのデザイナー経験を活かしている。また、BYDでは最近、デザインディレクターに元アウディデザインのウォルフガング・エッガー( Wolfgang Egger )氏を迎えた。
こうした流れも確実に中国の自動車メーカーを世界基準の車づくりに向けた後押しをする力となっていると思う。

おすすめのバックナンバー

自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

フランクフルト・モーターショー2019

フランクフルト・モーターショー2019 一覧へ

マツダ3特集

マツダ3特集 一覧へ

ジムニー特集

ジムニー特集 一覧へ

オービス対策‼ 交通取締情報局

オービス対策‼ 交通取締情報局 一覧へ