Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. テクノロジー
  3. テクノロジー
  4. 人とくるまのテクノロジー展2017

CFRP製軽量フロントサブフレームを出展 【人とくるまのテクノロジー展】マグナ

このエントリーをはてなブックマークに追加
マグナが開発中のフロントサブフレーム

メガサプライヤーのマグナは、人とくるまのテクノロジー展に軽量化複合材製のサブフレームを出品した。スチール製と比較して34%もの軽量化が可能だという。

工業用グレードのチョップド炭素繊維50Kを点火したSMCを使用している。
自動運転に注目が集まりがちだが、CO2削減=燃費改善は依然として自動車開発の最大の課題である。そこに直結するのが軽量化だ。マグナは、軽量化複合材料で作ったフロントサブフレームを、人とくるまのテクノロジー展に出品した。

ここでいう軽量化複合材は、炭素繊維強化成形材料(カーボンSMC=シートモールディングコンパウンド)だ。F1マシンのモノコックで知られるプリプレグ成形ではなく、長さ数センチにカットした炭素繊維を樹脂柱に分散させたシート状の材料だ。
マグナは、工業用グレードのチョップド炭素繊維50Kを添加した変性ビニルエステル樹脂使用のEpicBlend CFS-Z SMCに0°/90°で積層化したEpicBlend CFS-Z Continuous 0°/90do Carbon Fiberを部分補強して加え、一緒にSMC成形したものを使う。

こちらは、すでにキャデラックCTS/ATSで採用されているCFRP製ボンネットフードだ。こちらはSMCではなく、プリプレグ製。
スチール製サブフレームと比較して9.3kg(34%)の軽量化が可能で、金型費を30-40%削減できるという。
また部品点数はスチール部品45点から、樹脂成形部品(2点)とスチール部品(4点)の計6点まで減らせるという。

おすすめのバックナンバー

自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

学生フォーミュラ2019:全車両カタログ

学生フォーミュラ2019:全車両カタログ 一覧へ

フランクフルト・モーターショー2019

フランクフルト・モーターショー2019 一覧へ

ジムニー特集

ジムニー特集 一覧へ

オービス対策‼ 交通取締情報局

オービス対策‼ 交通取締情報局 一覧へ