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摩擦型トルクセンサ 【人とくるまのテクノロジー展】東京測器研究所

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摩擦型トルクセンサの適用例

東京測器研究所の「摩擦型トルクセンサ」は、ドライブシャフトにセンサーを装着し、ワイヤレスでリアルタイムで軸出力を計測できるデバイスである。φ20-30mm/φ30-40mm/φ40-50mm用の3種をそろえている。

「摩擦型とは何を指すのか」と訊いてみたところ、従来との違いを教えてくれた。これまでの歪みセンサー式はドライブシャフトに接着装着する必要があり、そのために塗膜をはがし、脱脂、接着、保護、配線──という手順を踏む必要があった。それに対して本製品「FGDH-3A」シリーズは、環状のセンサーをねじで留めるだけの摩擦で保持する構造。飛躍的に取り付けの自由度を高めている。

電源は内蔵するバッテリーにより、装着前にUSB端子を用いて充電する。作動時間は最大8時間、寒冷地になると短くなるため半分程度としている。

手間を省くという観点からは、取り付けた後にもメリットがある。従来の歪みゲージ式は装着後のドライブシャフトを単体で調整、実測に際しての校正作業が必要だった。対してFGDH-3Aシリーズは大がかりなキャリブレーションは不要、従来型が装着から計測まで3日かかることもあったのに対し、30分/輪という時短も期待できる。

小さなセンサーである歪みゲージに対して本製品にはお金がかかってしまうが、先述のような手間や調整を必要とする人件費などを含めると、コストメリットが充分にある。実際、東京測器研究所においてベストセラーとも言える状況だという。

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